9日、罰金刑など比較的軽い刑を受けた性犯罪者に対する管理を緩和することなどを定めた「性暴力処罰法改正案」が韓国で閣議決定され、物議を醸している。写真は韓国。

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2016年8月9日、韓国・世界日報などによると、罰金刑など比較的軽い刑を受けた性犯罪者に対する管理を緩和することなどを定めた「性暴力処罰法改正案」が韓国で閣議決定され、物議を醸している。

韓国法務部は9日、性犯罪者の情報登録・管理について、犯した罪の軽重により区別するとの内容を盛り込んだ改正案が閣議決定され、国会に提出される予定だと明らかにした。改正案は、量刑により前科者を4段階に分類し、危険な犯罪者については情報管理期間を最高30年に延長する一方、隠し撮りなど比較的軽い性犯罪で罰金刑を受けた犯罪者については登録対象から除外するとしている。また、登録から一定期間に再犯がないなどの要件を満たした場合、審査を経て登録義務を免除する「クリーンレコード制度」も導入する。

性犯罪前科者の情報を国が登録・管理するこの制度は、性犯罪者の再犯を防ぐ目的で06年に導入された。しかし昨年、すべての登録対象者の情報を一律で20年間保管・管理するとした条項が違憲だとの判断を憲法裁判所が下したため、今回の改正案が検討された。

法務部関係者は「情報登録制度をより合理的に全面改変したもの。性犯罪から安全な社会をつくるのに寄与すると期待している」と述べているが、韓国のネットユーザーからは反対意見が多数寄せられている。

「軽い性犯罪者って、そんな言葉があるのか?軽い性犯罪被害者も?」
「『針泥棒が牛泥棒になる』(韓国のことわざ)、小学校で習わなかった?」
「性犯罪に軽いも重いもない」
「こんな案がいったい誰の頭から出てきたのやら、情けない。そのうち『軽い殺人罪』もできそうだ」

「この国はなぜすべてが逆戻りしているんだろう?」
「国会議員が自分で『軽い性犯罪』というのをやらかした時に逃げるための作戦だろう」
「いまだに男性支配主義の思想がはびこっている」

「そもそも聞きたいんだけど、危険な性犯罪者が刑務所を出て歩き回ってるのはなぜ?」
「軽い性犯罪ならやってもOKってこと?」
「やはり韓国は犯罪者にとって一番住みやすい国だ」(翻訳・編集/吉金)