リオ五輪体操男子団体で、日本がライバル中国を抑えて3大会ぶりの金メダルを獲得した。中国メディア・新華網は9日、大会3連覇を逃した中国代表選手が「ミスもあったが、採点の問題もあった」と語り、採点に疑問を呈したことを報じた。(イメージ写真提供:(C)Lilyana Vynogradova/123RF.COM)

写真拡大

 ブラジルで開催されているリオデジャネイロ・オリンピック体操男子団体で、日本がライバル中国を抑えて3大会ぶりの金メダルを獲得した。中国メディア・新華網は9日、大会3連覇を逃した中国代表選手が「ミスもあったが、採点の問題もあった」と語り、採点に疑問を呈したことを報じた。

 記事は、日本代表とは対照的に中国代表のなかで唯一五輪出場経験があった張成龍が試合後涙を流し、ミックスゾーンで「今日はみんなよくやったと思う。ミスはあったが重大なものはなかった。この結果、点数について、それぞれ受け入れなければならない」とコメントしたことを紹介。一方で、他の選手からは採点に対する不満の声が聞かれたとし、尤浩が「負けたのには実力の問題もあるし、審判の問題もある」と語ったほか、林超攀も「審判の採点は制御不可能。コントロールできるのは自分のメンタルだ」と採点にいささかの不満を持ったことを伺わせる発言をしたことを伝えた。

 タイムや距離、ゴール、得点で優劣を付ける種目とは異なり、採点競技、判定競技にはどうしても「人間の目」というプロセスを経る事になる。限りなく客観性が求められるとはいえ、100%客観的になることは不可能と言えるだろう。中には明らかな誤審や採点ミスのケースもあるが、採点に対する不満は、「お約束」のようなものと言えそうだ。

 実際、中国代表の選手たちは日本代表の実力や、決勝で金メダルに相応しい演技を見せたことを率直に認めている。記事は林超攀が「実力は五分五分。今日は自分たちにミスが有り、彼らのほうが成功率が高かったから負けた」と語ったことを併せて伝えた。採点への些かの不服はあったものの、中国代表の選手たちは総じて今回の負けを潔く認め、前向きに捉えており、すでに気持ちはこれから行われる個人総合や種目別、さらには4年後の東京五輪の団体に向かっているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Lilyana Vynogradova/123RF.COM)