正しく洗顔できてる?プロ直伝「肌の底力を上げる」洗い方

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1年中お肌が乾燥している、吹き出物が出やすい……「スキンケアや食生活にも気をつけているのに、何故?」というアナタ。本当にそのスキンケアは合っていますか?

10代や20代前半の頃に比べると、30代以降はお肌のトラブルは出にくいものです。そのかわり、シミ・シワ・たるみなど新たなお肌の悩みが出てきますよね。

だからこそ、日々の基礎となるスキンケアを見直して素肌力を底上げしていかなければなりません。

そこで今回は年間1,000人もの女性を美しく変身させているプロヘアーメイクアーティストの筆者が、スキンケアの基礎“素肌力を上げる洗顔法”をご紹介します。

■スチームタオルで毛穴を開き、古い角質を拭き取る

温めたスチームタオルをゆっくりと顔に押し当てて毛穴を開き、毛穴の奥の汚れを浮かび上がらせます。

温めることで表面の古い角質が取れやすくなるので、軽く拭うように拭き取りましょう。

●スチームタオルの作り方

タオルを縦に半分に折り、再度横に半分に折りたたんだらロールケーキのようにくるくると丸めます。

水に濡らして固くしぼって電子レンジで500W、30秒〜1分程温めます。

この時、タオルをしぼったままの状態から少し緩めてあげて温めると全体に熱が回ります。

必ず適温かどうかを確認してから肌に乗せましょう。

■毎日の洗顔は、基本「水洗い」で

洗顔料の役割は肌表面のホコリや汚れを取ることで、本来は水で十分。

逆に洗顔料を使いすぎることで肌に必要な皮脂や水分まで洗い流してしまい、乾燥肌の原因にもなります。

洗顔の際には、決してこすらずに手の平にためた水にくぐらせるように。これを最低でも20回は繰り返しましょう。

もちろんタオルで水気を拭き取る際にも、決してこすらずに!優しく包みこむように軽く抑えてあげましょう。

■クレンジングはダブル洗顔不要のジェルタイプを使う

洗い過ぎることこそが、乾燥やシワの原因。

オイルやクリームタイプのクレンジングはメイクの馴染みがよく洗浄力も高いですが、その後に洗顔料を使って肌表面の油分を再度落とさないといけないため、肌に必要な皮脂まで取られてしまいます。

洗い過ぎないためにも、ひとつひとつのアイテムを見直すことも大切です。

いかがでしたか? 洗顔料をつけないと洗った気がしない……という思い込みを無くして、まずは最もシンプルな“水”だけで毎日の洗顔を始めてみてくださいね。

【筆者略歴】

古賀真知子 ・・・ メイクアップイマジンbyオフィスノムラ主宰。撮影関係のヘアメイクをこなす傍ら、美容家として一般女性に美しくなるための様々なビューティプログラムレッスンを行っている。モットーは「女性は内・外側から美しく」。

【画像】

※ Valua Vitaly / shutterstock