以前にもご紹介した、世界最大の航空機となるハイブリッド飛行船「Airlander 10」。イギリスで組み立てられたこの飛行船が今回、とうとう一般の前で披露されました。もともと米軍むけに開発されたこのAirlander 10は、現在RAF Cardington飛行場で初飛行に向けて準備が進められています。
 
Hybrid Air Vehicles社によって開発されたAirlander 10は、ヘリウムの浮力とプロペラと機体の揚力で飛行するハイブリッド飛行船です。全長92m、幅43.5m、高さ26m、重さ20トンの機体はアントノフ設計局の超大型輸送機「An-225 ムリーヤ」よりも長い、大迫力のものとなっています。
 
また同機はすでにヨーロッパやイギリスの飛行局の認証を得ており、今回の公開飛行では地上から6m浮上しました。
 


 
Airlander 10は米軍のLEMVプロジェクトの元、従来の飛行船のように耐久性と輸送能力を持ちながら、ヘリコプターのように低コストで垂直離陸、ホバリングが可能な運送手段として開発されました。2012年には初飛行を行ったのですが、計画が中止されたことによりイギリスへと輸送。そして、新たに民間用途の航空機として組み立て直されたのです。
 
Airlander 10の輸送能力は10トンで、上空6,100mを飛行します。移動スピードは時速37kmから148km。また水面や雪上など、さまざまな地形への着陸が可能となっています。
 

 
今後、Airlander 10はエンジンの全開出力などのテストを経て、最終飛行試験が行われる予定です。この機体が大空を舞う日を早く見てみたいものですね!
 
Image Credit: Hybrid Air Vehicles
■World’s largest aircraft greets the public ahead of first flight tests
http://newatlas.com/airlander-ten-worlds-largest-aircraft-rollout/44798/?utm_source=rss&utm_medium=rss