2016年8月8日、日本列島は高気圧に覆われ、全国各地で35度以上の猛暑日となった。なかでも岐阜県多治見市は、39.7度と全国最高気温を記録した。

同日15時15分、東海北陸地方をカバーするNHK中部の公式アカウントから、次のようなツイートが投稿されている。

また15時24分には、こんな写真付きのツイートも寄せられている。

なんと道路沿いの温度計は、40度を示している。おそらく道路からの反射熱が影響した数字だと思われるが、「もう当たる風が熱風になってるw」というコメントに実感がこもっている。

「これは死ぬ」「嬉しいか?もちろん............」


ツイッターには、39.7度を体験した人々から、こんな報告が届いている。

「多治見市に出張で、最高気温に遭遇」した人もいた。ちなみに道路脇の温度計は40.7度を表示している。

「これは死ぬ」「おいおい」「嬉しいか?もちろん............」などといった悲鳴のような声が......。

そんな中、嬉々として登場してしたのが、多治見市のマスコットキャラクター「うながっぱ」だ。

「多治見駅前にうながっぱ登場」「うながっぱ出没」といった報告が寄せられた。

この「うながっぱ」は、うなぎとカッパをモチーフに、やなせたかしさんがデザインしたキャラクター。2007年8月16日、当時の国内最高気温40.9度を記録した際に、「この暑さにあやかって町をアツく元気にしよう!」と誕生した。

気温が38度を超えると、多治見駅前に現れて、道行く人に熱中症対策の「うちわ」を配ると言われている。39.7度をマークした8月8日に続き、今年ははたして何回登場するのだろうか。多治見市民の中には、猛暑の中を出動する「うながっぱ」を心配する声も多かった。


多治見駅(セントラルライナーさん撮影、Wikimedia Commonsより)