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 2016年夏、海外で大ヒットしたスマホアプリ『ポケモンGO』が来日し全国でブームとなっている。『ポケモンGO』とはスマートフォンを使いポケモンを捕獲するアプリで我々が普段使っている町や電車など現実世界に多数ポケモンが隠れているという。

 さてそんな『ポケモンGO』のようにポケモンが現実世界に実在したとしたらいかがだろうか。

 こちらの写真をご覧いただきたい。まだら模様の体、巨大な耳、戦闘態勢に入っているだろうポージングはまるで『ポケモン』に出てくる「ピカチュウ」を彷彿させる。と言ってもピカチュウのように愛嬌があるわけではないため「リアル・ピカチュウ」というべき怪人か。こちらの写真はコラージュではなくかつて南アメリカのフエゴ島に実在していたという民族「ヤーガン族(ヤマナ族)」という先住民族を写した貴重な写真である。

 ヤーガン族は19世紀まで広く分布しており、かのダーウィンが彼らを一目見たとき「彼らが同じ世界に住む仲間であるとはほとんど信じられない」という一言を発したのは有名である。もっともヤーガン族は全裸で日常生活を送る裸族であり、今回紹介している写真は成人式など特別な儀式の際に着用していた特別な衣装で常にこのような奇抜な格好をしていたわけではない。ヤーガン族は現在、全滅し子孫も数人しか残っていないとされているが、本国では非常に人気が高く「ヤーガン族博物館」なる博物館まであるという。

 関連グッズも発売されておりTシャツやバッジなどが入手可能だという。

 日本での知名度はまだまだ低いが奇抜なセンスは現代に通ずるものがあり、日本でもきっかけさえあればブームになる可能性は高い。失われた民族ヤーガン族。肉体はなくとも彼らは今もそのスピリットを現代に伝え続けている。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所