連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第19週「鞠子、平塚らいてうに会う」第109話 8月8日(月)放送より。 
脚本:西田征史 演出:大原拓 橋本万葉


はじめてサブタイトルに、常子じゃない人の名まえが! 
16週は「あなたの暮し、誕生す」だったが、人名ははじめて。
そして、演出に「ゲゲゲの女房」のとき人気者だった橋本万葉さんが参加。「とと姉ちゃん」の落合プロデューサーが「ゲゲゲの女房」も担当していたつながりなんだろうけれど、絶対安定とと姉ちゃんに何やら変化の兆しが・・・? なにしろ小橋家鉄壁の独身3姉妹のひとり鞠子の結婚話が迫ってきているのだから大事件だ。
だが、鞠子(相楽樹)は水田(伊藤淳史)のプロポーズに応えないまま日々が経っていた。
理由は「まだ何もできてないから」。
作家になろうと大学にいかせてもらったにもかかわらず、それができないない。出版社でもそんなに力になってないと悩む鞠子。
彼女の中には、多感な十代の頃、出会った雑誌「青鞜」に書かれた“太陽みたいに自ら輝きたい”という思いが長いことくすぶっていたのだ。そうじゃないと水田にも失礼じゃないかという真面目な鞠子。
そっか、鞠子が家族のなかで図抜けて色白なのは、太陽と対比される“蒼白い月”のようだっていう意味だったのか! と勝手にナットク。

さて、鞠子が「青鞜」を教えてくれた東堂先生(片桐はいり)に相談に行くと、
「あなたはいま挑戦していますか?」と問われ、「なにかひとつでもやり遂げたと思えたらそのときに答えが出るのかもしれませんよ」などと助言される。
そこで、一生懸命仕事に励んでみようとしたものの、花山(唐沢寿明)の圧倒的な文章力に打ちのめされて・・・。
「ずっと取材して来てこの程度のことしかまとめられない」
なんて厳しい花山。同業者としては耳が痛いです・・・。

鞠子もますます水田のプロポーズを受ける自信をなくしてしまう。
「才能がないから仕事を諦めて結婚なんてむしのいい話」
「そんな失礼、水田さんにできません」
「なにひとつやり遂げずそのつど目標を変えて生きて行くのは情けないです」
この台詞、聞かせてあげたい朝ドラのヒロイン、いるよねーとにんまれ。あ、違った、にんまり。
水田はほんとうによくできた男で「鞠子さんの準備が整うまで僕はいくらでも待ちます」と励ます。
だったら、3年、5年と待ち続けられるか試してほしいと思ったが、すぐさま原稿が足りない事件が勃発。 鞠子が憧れの平塚らいてう先生にお願いしようと提案したことで状況に変化が。
鞠子が太陽になる日は近い!

今日の名会話


東堂「大きいわね、これ」
常子「でしょ」
手みやげにトウモロコシをもらった東堂と常子の会話。枇杷が転がった98回に次いで、ナチュラル〜に微笑んでしまう。
(木俣冬)