8日、韓国メディアによると、6日に開幕した2016年リオ五輪で熱い戦いが繰り広げられている中、韓国の地上波放送の報道陣から度を超した性差別発言が相次ぎ、視聴者らを不快にさせている。写真はリオ五輪のメディアセンター。

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2016年8月8日、韓国・京郷新聞によると、6日に開幕した2016年リオ五輪で熱い戦いが繰り広げられている中、韓国の地上波放送の報道陣から度を超した性差別発言が相次ぎ、視聴者らを不快にさせている。

6日、韓国のSBSは女子柔道48キロ級の試合を中継中、チョン・ボギョン選手の対戦相手であるベトナム人選手やモンゴル人選手を紹介する際に「年齢は数字に過ぎないと言うが、28歳は女性としては高い年齢だ」「見た目は柔らかそうだが、試合では押しが強い選手」という表現を用いた。また、女子背泳ぎの試合では、13歳のネパール人選手に対し、「拍手を受けるべきだ。顔もきれいなのだから」と述べた。

国営放送のKBSも、フェンシング女子エペの試合で、笑顔を浮かべて入場するチェ・インジョン選手に対し、「ミスコンに出場する選手のようだ」と述べた。また、他の国の選手が曲がった刃先を直す姿がカメラに映し出されると、「女性選手が鉄でできた装備を扱う姿はとても印象的だ」などと発言。女子柔道48キロ級の試合では、隣の女性アナウンサーに「体重は48キロ以上?以下?」と質問し、「(隣の女性アナウンサーは)明らかに48キロ以上だが、チョン・ボギョン選手は48キロ以下。チョン・ボギョン選手も実際に見たらきゃしゃな少女なのだろう」と述べた。他にも、「リオデジャネイロと聞くと美女のビキニ姿が頭に浮かぶ」「ビーチバレーと聞いただけで気分がいい」など、選手の競技力や実力と関係のない外見を判断する発言や、偏見に満ちた発言を繰り返した。

これらに対し、視聴者からは批判の声が相次いだ。一部の視聴者は問題の発言をまとめ、公式に抗議するとの意思を明らかにした。

韓国女性民友会メディア本部のイ事務局長は、「女性選手の試合を中継する際に『少女のような』などの修飾語を用いて“女性性”を強調したり、イシンバエワ選手を『女神』などの愛称で呼ぶことはスポーツの昔からの慣行だ」と説明した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せた。

「韓国は五輪も外見重視?選手は実力で評価されるべき。選手らは顔を評価されるために4年間も努力してきたのではない」
「一般人には想像もできないほどの努力をしてきた選手らに対し、とても失礼」

「資質のない人たちが解説をしている。選手を選手としてではなく、女として見るなんて…」
「このような中継を聞いても不快に感じなかったのなら、それは本当に問題。一体、韓国のジェンダー感覚はどうなっている?本当に恥ずかしい」

「どこが性差別?特に気にならなかった」
「『きれい』が性差別?厳し過ぎない?」
「悪口を言っているわけじゃない。称賛の意味で述べているのだから問題ない」(翻訳・編集/堂本)