好きな野菜に変えても楽しい!「山盛りレタスのツナサラダ」

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「カンタン、安い、おいしい」。食欲そそる三拍子だけでなく、男性ならガッツリ食べ応え、女性にはヘルシーで美しいといったこだわりを満たす。ホットサンドほど誰でも楽しめて満足度の高い自炊メニューはないかもしれない。

 昨秋に放送された「マツコの知らない世界」で特集され、ちょっとしたブームに。日本の老舗バウルーのホットサンドメーカーは入手困難になったほどだ。かくいう私もこれを見て我慢ができなくなったクチ。というわけで、男女問わず気軽に楽しめる『男と女のホットサンド 作ってあげたい、一緒に作りたい“アツアツレシピ”』(バウルーホットサンドカフェ/グラフィック社)から、お気に入りのレシピをいくつか作ってみた。

1.好きな野菜に変えても楽しい!「山盛りレタスのツナサラダ」

 パンに具材を挟んで、ホットサンドメーカーをコンロで直火にかけて、上下焼くだけ。コツは、はみ出るかなと思うぐらい多めに具を詰めること。はみ出ると直火が触れて焦げたり、こぼれ屑ができたりしてしまうので、焼くときにはしっかり中に押し込んでしまおう。閉じてしまえばこっちのもの。後はホットサンドメーカーが、じんわりパンは耳までカリッと、中はシャキシャキとした野菜とツナで味わい深くまとめてくれる。野菜はレタス以外にも、薄切りにしたセロリ、キュウリ、カイワレ大根など、好き好きにアレンジしてみても楽しい。

 調味料について…パンの表面にはバターを塗ると香ばしくなるし、好みでオリーブオイルや健康のためにココナツオイルなどにしてもいい。具材には塩こしょうを少し多めに振り、パンの内側はマヨネーズやカラシなどを塗る。個人的にはマイユのディジョンマスタードが程よい酸味と味わいで気に入っているため、これをマヨネーズ感覚で片面にたっぷり塗って作っています。

2. 具材たっぷり焼きおにぎりの「舞茸バター醤油」

 パンだけでなく、ご飯でも作れる。焼きおにぎりとの違いは、具材がたくさん詰められるところ。バター醤油で風味づけして焼いておいた舞茸はしんなりジューシー。舞茸でなくてもシメジなど他のきのこ類で作ってもいいし、しその葉などを挟んでもおいしい。

 焼き加減と焼き時間について…パンの場合は、弱〜中火で片面だいたい2分ずつ。ご飯の場合は、4〜5分ずつ。具やパン、ご飯の状態に合わせて、焼き具合を途中で開いて見ながら焼く。音や匂いから(いい香りがしたり、ジューッと言い出したりするので)ひっくり返すタイミングもだいたいわかるし、これがまた楽しいのだ。

3. はちみつ&シナモンでブランチorデザート風に。「りんごクリチ」

 挟むのは、薄いくし形切りにしたリンゴ、クリームチーズ、クルミ、はちみつ、シナモンパウダー。甘さは好みで調節しよう。クルミ好きな自分は、クルミ食パンに変えてさらにクルミ感アップのアレンジにした。本書にはブランチメニューやデザートメニューも豊富で、フルーツやチョコレートのほか、サツマイモやいちご大福を挟んだものまで和洋さまざまなレシピも。新しいスイーツの発見があるかも。

 携帯にも便利…ホットサンドはお弁当など携帯にも最適。アルミホイルで包んでしまえば、ランチボックス要らずで楽ちん。ただし、今の時期は傷みやすいので焼き上がった後、しっかり冷ましてから持っていくなど気をつけたい。

 ブームの勢いをみせたホットサンドだが、ホットサンドメーカーは日本で40年前ほどに調理器具としてお目見えした。わが家もそうだったのだが、実は母が使っていたという人も少なくないのではないだろうか。

 ハマってから飽きることもなく、もはや日常となっているのは、何と言ってもその手軽さと、その日の気分や冷蔵庫にある残り物でできることが大きい。

 前夜作った、例えば肉じゃがのような煮物はもちろん、食べきれずに残した焼きそばやパスタでも、ホットサンドにしてしまおう。少しパサついた食パンでも、おいしさが蘇る。時短のため、スーパーで買ってきたカツに千切りキャベツを挟めば、豪華カツサンドに早変わり。王道のハムチーズなら、生ハムや高級チーズでヴァージョンアップすれば、贅沢な気分も味わえる。

 手軽に豊富なバリエーションを楽しめるホットサンドメーカーは、今やわが家では卵焼き器よりもうんと出番が多い。また今の季節は、キャンプにも必携。たき火の隅で、好きなものを挟んで焼けば、その後は本でも読みながらかじるのだ。ブームどころか、もうホットサンドのない生活は考えられなくなってしまった。

文=松山ようこ