9日、リオ五輪の競泳の際に、オーストラリア人選手が中国選手を罵倒した問題は中国水泳協会がオーストラリアの水泳連盟に抗議し謝罪を求める事態にまで発展。中国側の強い反発にオーストラリアは自国選手を擁護する構えを見せている。資料写真。

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2016年8月9日、ブラジル・リオ五輪の競泳の際に、オーストラリア人選手が中国選手を罵倒した問題は中国人のみならず中国メディアからも怒りの声が上がり、さらに中国水泳協会がオーストラリアの水泳連盟に抗議し謝罪を求める事態にまで発展。中国側の強い反発にオーストラリアは自国選手を擁護する構えを見せている。環球時報が伝えた。

6日(現地時間)、男子400メートル自由形の決勝が行われ、オーストラリアのマック・ホートンが、ロンドン五輪金メダリストの中国人選手・孫楊(スン・ヤン)を下し、金メダルを獲得した。決勝レース前、ホートンは「ドーピングの詐欺師に付き合っている時間はない」とコメント。孫楊が2014年にドーピング違反で処分されたことを指したとみられる。これに対し中国ネットユーザーは「孫楊は体調不良の際に謝って禁止薬物が入った薬を飲んでしまっただけ」と激怒した。中国では「ホートン」が検索ランキングの上位に入るなど注目を集める話題となっており、ホートンのSNSには謝罪を求めるコメントが集中した。

謝罪を求める中国に対しオーストラリア側は強硬姿勢を見せている。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、オーストラリアの水泳連盟の責任者は「我々は自国選手を支持し、彼らの発言を信じている。選手の意思表示を尊重し、開放的で透明な態度で選手らに接している。ホートンの発言には絶対的な支持を表明する。選手らはそれぞれに特徴を持っており、彼らには競技に集中してほしい。この件に力を注ぐことはしない」と述べた。オーストラリアではメディアに限らず世論の大半がホートンを支持しているという。

報道によると、13日の1500メートル自由形で孫楊とホートンは再び対戦する予定で、軍配がどちらに上がるのかに注目が集まる。(翻訳・編集/内山)