団体野郎内村さん悲願の金!無邪気な笑顔+最高の笑顔+大満足の笑顔の高難度連続技でリオ五輪大成功確定の巻。
団体野郎内村さん、悲願の金!

やった、やった、やってくれた。今大会、どうしてもどうしても獲りたいメダルをひとつ挙げろと言われたら、この金を挙げる。それほどに重たい意味を持つメダルが、世界体操界のレジェンドの首にかかりました。体操男子団体、日本金。それは歴史上最高の体操選手である内村航平さんが、個人総合・種目別でとった幾多のメダルを上回るほどに熱望したメダルでした。

長い道のりがあった。力及ばず中国に完膚なきまでに敗れた北京の銀。自滅により、最後は内村さんさえ捨て鉢となったロンドンの銀。どうしても勝てない。たったひとつ、これだけがほしいというメダルが獲れなかった。

しかし、日本は力強い仲間を得た。最強のチームを得た。

決勝の5種目に出場した加藤凌平は抜群の安定感をチームにもたらしました。日本代表選考会で、総合力が特徴の加藤は「総合力枠」での内定を逃す寸前まで追い込まれていました。もしそこを逃せば種目別「スペシャリスト枠」しか残っていない。そして、それは加藤にとってリオ出場絶望を示すものでした。あの一本、あの演技を決めた加藤の「安定」というチカラ。日本の金を支えた大黒柱でした。ありがとう加藤凌平!

彗星のごとく現れたツイストプリンス・白井健三。日本体操界の未来を背負う逸材は、初の五輪でも臆することなく異次元の演技を見せました。ライバルたちと大きく差をつける最大のストロングポイントとなったゆか、そして跳馬。出場は2種目ながら、その2種目で日本を大きく前進させた。内村航平がいる間に白井健三が出てきた。この出会いには感謝しかありません。ありがとう白井健三!

そして、田中佑典。何度も何度も何度もミスをしてきた。多くのメダルを「銀」にしたのは田中の不甲斐なさでした。だが、ついにすべての闇を振り払った。つり輪・平行棒・鉄棒の出場3種目でチームトップの得点を叩き出す大貢献。やっと、田中の体操を見せてくれた。これをずっと待っていた。何年も何年も待っていた。本物の田中にやっと会えた。ありがとう田中佑典!

↓内村さんがすべての緊張を受け止めたあん馬!


↓田中のタナカで上手く乗り切ったつり輪!


↓シライ・キムヒフンが完璧に決まった跳馬!


↓田中がついに我々の味方になった平行棒!


↓田中、感無量・有終のガッツポーズを決めた鉄棒!


↓日本男子団体、栄光の金を決めた世界最強のゆか!


内村さん、おめでとう!

内村さん、ありがとう!

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もし、内村さんに団体のメダルを渡すことができなければ、それは日本体操の「恥」といってもいいくらい、悔やみきれない失着でした。予選では、その「恥」が現実のものとして立ち上がっていた。まさかの予選4位スタート。落下につぐ落下。数々の悪夢が甦る演技の連続。演技順やあん馬からスタートするローテーションなど、金を目指すには痛すぎる出遅れでした。

だが、本当のチカラさえ見せれば負けるはずがない。いくつかの失敗で敗れた歴史が、何回か失敗しても勝てるだけの圧倒的な差を、日本チームに身につけさせるに至りました。スペック通りのチカラなら、3点から4点は差があるだろうという絶対的な本命が、初めてスペック通りのチカラを出したのが今大会の決勝でした。

最初のあん馬、もっとも大過失が出やすい緊張の種目は内村さんが自ら先陣を切り、最大の緊張をガッチリと受け止めた。つづくつり輪は、田中佑典がオリジナル技タナカと、世界一美しい姿勢でチームの弱点をカバーした。反撃の狼煙をあげた跳馬では、白井健三がシライ・キムヒフンで魔法のような着地を決めた。苦手種目を乗り越え、一気に攻勢へと出る合図を送った。

そして、この日のハイライトとなったのが平行棒。演技後半のスタートを託された田中佑典。予選ではマクーツやヤマムロといった高難度技で失敗を連発し、種目別決勝を失った。進出すればメダルもあった種目別を失った。しかし、そのぶんのチカラをココにぶつけた。美しい姿勢、淀みない演技。この一本で日本の勝利は見えた。「今日の田中は信じられる」と確信できたから。

序盤戦をリードしていたロシアを、Dスコアでも実施でも上回る鉄棒でかわして首位に立つと、あとは勝利へのカウントダウンを残すのみ。世界最強のゆかに臨む日本を、かわせる国はもうありません。自分たちの普通の演技をすれば、追いつけるものなどない世界。白井が、加藤が、そして内村が、美しいタンブリングを刻んだ。10、9、8、7、6…数字を刻むように、最後の内村の着地が決まったとき、すべてが報われた。

不世出の天才が、自身のすべてをかけて望んだメダル。

それをつかむ瞬間を、本人に預けられてよかった。限界のチカラを要求するのではなく、「楽しむ」ことができる状態で預けられてよかった。チームの勝利、みんなの勝利ではあるけれど、この金は内村の金。内村航平を勝たせるために、ほかのエゴをすべて殺しても惜しくはない、ただただ内村航平に捧げるための金です。このレジェンドが日本に生まれたこと。数々の感動を与えてくれたこと。それに報いられて本当によかった。

「内村さん、楽しんでいただけましたか!」

すべてが終わったあと、内村さんが見せた子どものような笑顔。抱き合い、手を挙げ、ポーズを決める。表彰台にどうやってのぼろうかと考える少年のような落ち着かなさ。君が代を嬉しそうに歌い、日の丸をじっと見つめる姿。これを見たかった。その笑顔こそが日本にとっての金メダル。日本が勝つことじゃなく、「あなたの笑顔」こそが日本の喜び。おめでとう、金メダル。ありがとう、その笑顔。コレが見られたんだから、リオ五輪はもう何があっても満足です!

↓よかったな内村さん!ずっとやりたかったことができて!


右2:「ヒーローはこの人です」
右3:「MVPはコイツです」
左2:「今回の戦犯はコイツです」
左1:「おっつおっつ」


↓内村さんのニコニコが止まらない!日本で一番この勝利を喜んでいるのは、間違いなく内村さんだ!


今回逃していたら、100年恨まれそうだったからホッとしたわwww

今回やらかしてたら、田中のスマホで一晩中ポケモンやったろうと思ったけど、許すわwww

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で、あの、まぁ、ちょっと言いづらいんですが、内村さんに若干お知らせがございます。内村さんがあこがれ続けたアテネの「栄光への架け橋」の場面。アレは…ぶっちゃけ…超えてないかな、と…。やはりですね、自分たちの演技が終わったあと、絶対無理だろうとは思っていても数字上の可能性が残っている間は喜べないじゃないですか。着地!ドーン!という喜びの爆発感はなかった。

それから、まぁこれは御自分のせいなんですけど、最後のタンブリング、着地が決まってなかったです…。「あ、減点…」という終わり方で締まりが悪い感は否めませんでした。実況も「栄光への架け橋」みたいな名フレーズもなく、映像としての出来栄えは、公平に見てアテネが上です。カメラワークの悪さもあって、日の丸もっての記念撮影も、国際映像では内村さん見えてなかったですし…。

これはもうホントに、山室と田中のせいです。予選でのやらかし連発によって、最後の演技が「マットに降りる鉄棒の着地」ではなく「スプリングが入ったフロアでやるゆかの着地」になってしまった。そして、自分たちが最後ではなく、他国が後ろに残る格好となった。感動の瞬間がボケてしまった。山室と田中は何か勝手に感極まっているみたいでしたけど、感動名場面的には説教対象であることに変わりはありません。

で、提案なのですが、もう一回撮り直しませんか?

東京五輪で、今度こそ鉄棒終わりのローテーションにしまして、着地をズドンと決めて、ガッツポーズしましょう。今のままだと、オリンピック名場面は引きつづき冨田さんの鉄棒のままです。年齢的にはだいぶ苦しいとは思いますが、次回は6種目出てもらわなくてもいいように、若い世代に頑張らせます。今までだって「田中と田中」とか「山室と田中」とか複数の穴を介助しながらやってきたんです。内村さんの加齢のぶんくらい、みんなで補えると思います。

そのときはきっと、東京の大観衆が、最高の場面を作りますから!

Eスコアをもっとあげた「美しい名場面」を4年後、東京で、もう一度!