つながる旅のキーワード vol.006 体と心がキレイになる“泣ける”リゾート

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【月曜日 6:00更新】
人気のスポットやグルメ、体験など、気になる旅のキーワードをピックアップ。そのキーワードを紐解いていくと、その土地のなにかと、誰かと縁をつなぐきっかけになるかも。

◆空の青さに、緑の豊かさに、周りのやさしさに…泣いてみる


都会の満員電車、忙しい仕事、面倒な人間関係で毎日ストレスマックス! とまでは行かなくても、日常を離れて、自分だけの時間をゆっくりと過ごしたいと思うことはない? 美しい景色を見たり無垢なものに触れたりして、思わずぽろりと涙が出そうになったことがある人も多いはず。そこで、豊かな自然の中で体と心を浄化できる、今注目の「泣ける」リゾートをご紹介。たまには泣いてもいいじゃない、と自分に言い聞かせて、スマホを持たない、テレビやPCを見ないひとときを過ごしてみるのもいいかも。

◆美しい目をした馬のやさしさに「泣ける」


今回、「泣けるリゾート」というタイトルにしたのは、ここの話を聞いたから。こちらに宿泊したとある女性が、馬と触れあっているうちに涙があふれて止まらなくなり、「そういえば私、疲れてたんだ…」と気づいたのだとか。
ドラマや映画を観て泣いたり、悲しくて悔しくて泣くという経験はあるかもしれないけれど、癒されて泣くという経験はなかなかないのかも。
ファスティングやヨガ、エステなど、さまざまなプログラムが用意されている中、注目は大自然に囲まれて体験する乗馬。アニマルセラピーという言葉もあるように、馬に身をゆだねることによって、心の中に張りつめている糸がゆるゆるとほどけていくような感覚を味わえそう。



こちらで提供される料理はマクロビオテックが中心。野菜や穀物は基本丸ごといただき、暑い季節は体を冷やすもの、寒い季節は体を温めるもの、つまり旬のものを食べるというもの。口に入るもので体をリセットしていく。ダイエットやファスティングに興味がある人は、ファスティング専用の食事も用意されている。



大自然に抱かれているような感覚で行われるヨガ体験。空気もとびきりおいしい



アメニティの歯ブラシは、なんと馬の毛でできている。歯茎のマッサージに最適なのだとか

◆森と大地の豊かさと開放された自由に「泣ける」


テレビもない、車や電車の音も聞こえない。そこにあるのは木々と草花ばかり。部屋についている大きなテラスのデッキチェアに座って、ぼーっと自然を眺めながら“なにもしない自由”を心ゆくまで味わう。鳥たちのさえずりを聞きながら森林をさんぽしたり、薬草ガーデンでハーブを摘んだり、ウサギたちと触れあったり。なにをしても自由だけれど、自由に楽しむためのヒントはたくさん教えてくれる。


畑からもいだばかり、土の中から掘り出したばかりの野菜のおいしさは格別

そんな「フフ山梨」では、農業体験を通じて土に直接触れることで、心を穏やかにする感覚を味わうことも。遠足で芋ほりや家庭菜園などはしたことがあるかもしれないけれど、本気の農業体験ができるのは貴重。季節によって野菜を収穫したり、種まきや土づくりをしたり。畑で採れた新鮮な野菜は、山梨の地元産の食材と一緒に施設内のレストランでいただくことができる。
そんな風に過ごしていると、自然とプラスの感情が湧いてきて、都会でモヤモヤしていた自分が小さく見えてくるかも。



「暖炉カフェ」には、自分に気づきを与えてくれる本や、癒される絵本などが並ぶ



この空間にこの景色! 開放的なジャグジー風呂から夜はきらめく夜景、昼は富士山が望める

◆海岸線に昇る朝日の美しさに「泣ける」


リトリート=もともとは退避や後退という意味。転じて隠れ家や避難所。ここ「湯河原リトリート ご縁の杜 -Goen no Mori-」は、日常から離れて自分としっかり向き合うための時間と空間が用意されていて、料理、音楽、瞑想などさまざまなワークショップも開催されている。食事は動物性の食材を一切使わない「ヴィーガン」レストランで、野菜中心の色鮮やかなお料理を。

宿泊者には、真鶴の三石海岸で太陽のパワーを浴びる日の出ツアーや、朝の瞑想などの無料体験プログラムも用意されている。疲れている心には朝日のパワーが絶大。早起きしてゆっくりと自分に向き合って気持ちをリセットしてみては。



魚肉はもちろん、卵も牛乳も使わないヴィーガン料理でカラダの中からキレイになれそう



有名な温泉どころ・湯河原の湯にゆっくりと浸かれば疲れも癒される

このような、体と心の健康を取り戻すことを目的としたリゾートが最近増えているけれど、あまり難しいことは考えず、「とにかく癒されたい」という気持ちで訪れるリピーターやロングステイの人も多いのだとか。それだけ現代の都会の生活はストレスフルということなのかも。癒されて流す涙は、きっといろんなモヤモヤを流してくれるはず。

WRITING/YUKO MUKAI(OZmall)