オーバーエイジ藤春さんのオウンゴールが責められているが、ソムリエ的には「大したことない」と言わざるを得ない件。
このオウンゴールは大したオウンゴールではない!

ドーン!(※机を蹴飛ばす音)。苦渋の結論を申し上げます。目下、議論の的となっており、断罪か即断罪かを問われている、リオ五輪男子サッカー・コロンビア戦での「オーバーエイジ藤春のオウンゴール」の件。一切の個人的感情を除いて、長年オウンゴールを評価しつづけてきた「オウンゴールソムリエ」として検討した結果、これは、大したオウンゴールではない、そのような結論に至りました。

ドーン!(※再度、机を蹴飛ばす音)
バーン!(※ノートパソコンを閉じる音)
ババッ!(※ノートパソコンを開ける音)
ターン!(※改行キー強打音)

恒例のご説明になりますが、オウンゴールというのは「四余」という基本概念で構成されています。余が、余裕をもって、余計なことをし、余韻を残す。その高いレベルでの実現がオウンゴールの価値を示すものです。クソがクソのような技術とクソのような精神力でクソド真ん中にクソボールを蹴り込んだからといって、いたずらに高評価してよいものではありません。

↓まずは本日、断頭台の上にあがるゴールを確認していこう!


タ、ターン!(※Youtube強打音)
カチカチカチカチ!(※Youtube広告スキップ最速待機音)
バーン!(※見てたらムカついてノートパソコンを閉じる音)
ババッ!(※文句を言わずにおれずノートパソコンを開ける音)
ドーン!(※再々度、机を蹴飛ばす音)

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感想(1件)



まず、これがオウンゴールであることは明白です。線上でクリアしようとした味方によるゴールではないか、という議論も一応可能ではありますし、関西方面からテニスのチャレンジシステムみたいなので確認すべきとの「俺たちは絶対に藤春を諦めない」的な声もあります。しかし、線上の選手のゴールだった場合は「仕方ない」の一言で終わってしまうプレー。ここはやはり4番の選手、オーバーエイジ藤春によるオウンゴールであると暫定的に認定したうえで、「大したことない」という説明をしていきたい。

オウンゴールであることは確実であるわけですが、その他の要素は極めて低調な内容であると言わざるを得ません。まず「余裕」はない。相手の攻撃陣が3人エリア内に入っており、大ピンチと言える状況。GKが直前のシュートをブロックして倒れていることから、緊急回避が求められる場面。即時判断即時実行が必須であり、たとえば一旦キープして落ち着いてゆっくりなどの状況ではありえない。

そして「余計」なことをしているかと言うと、そうでもない。この場面ではボールタッチからのクリアは極めて妥当な判断と言えます。クリアにあたって周囲の確認も行なっており、蹴る直前にオーバーエイジ藤春から見て左方向に相手選手の姿を確認しています。そこで、蹴る方向を急きょ変え、ゴールキックに逃れることを選択したのです。

これは妥当なプラン変更であり、ゴールを含むゴールライン方向に蹴ることは「極めて妥当なプレー選択」と言わざるを得ない。そこに「ゴールのド真ん中に蹴り込む」という技術的・精神的ミスが重なっただけであり、それはむしろ選手というよりは人事の話。あらかじめそのぐらいのクオリティであるとわかっていた選手を選んでしまった側の問題ですので、今ここで議論するポイントではないのです。

そして余韻というものはほぼ見られない。ゴールしたかどうかがあいまいなものだったこともあり、相手選手も味方選手もアピールに必死。絶望したり、指さして笑ったり、諦めたりといった感情の発露がほとんどない。今回は特例として、首根っこつかんで主催者推薦で王者への挑戦をさせましたが、まぁ書類選考で落選するレベルのB級オウンゴールといったところ。

↓本当に質が高いオウンゴールというのはこういうのを言うんだ!


うむ、圧倒的!

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今回このように、王者と比較され、王者との格の差を曝しあげられるようなことになったのも、舞台だけはやたら大きかったことが要因です。五輪での日本代表戦、注目度は高かった。そして、「一言言いたい」という人が世間に多くいたことも遠因。「そもそも藤春ってところからして」「オーバーエイジの意義とは一体」「経験と落ち着きを与えるはずが、自分がテンパってる」「五輪にドキドキしてんじゃねーよ」「五輪にドキドキするヤツ呼ぶんじゃねーよ」「実際試さなくても大体想像つくだろ」「長友があんな面白いことするか?」「藤春ならしそうじゃん?」「むしろ、そこが特徴じゃん?」「クロスはまぁまぁよかったよ」「上下動も頑張ってた」「でも、オーバーエイジってそういうことか?」「便利な駒を3つ増やすんじゃなくて」「年齢を重ねることでしか得られない経験とか落ち着きとかリーダーシップとかを加えるものだろ?」「真逆なんよ」「どっちかって言えば、オーバーエイジにケアしてもらうタイプの人材なわけ」「ノビノビやらせてチカラを引き出す的な」「呼んだ三人とも世界大会初じゃん?」「だからテンパるんだよ」「五輪なんてみんな緊張するんだよ」「日本で1番の選手でも慣れるのに3回くらいかかるんだよ」「日本で1番じゃないじゃん」「普通に考えて危ういだろ」「こうなるの予想つくだろ」「穴を塞ぐときはパテとかを使うんだよ」「穴を塞ぐのに筒をもってきてどうすんだよ」「ピッタリ穴にハマっても、真ん中が筒じゃ一緒じゃん」「失点する前のヘッドが決まってればイッテコイでしゃーないかなとも思うけど」「吉田麻也とかそういうタイプだよね」「マイナスのぶんを自分でどこかで帳尻合わす」「帳尻が合ってないんよ!」「プラスの部分より筒がデカイんよ!」「個人を責めてるんじゃなくて、用途が合ってないって話!」「強いチームに、あえて面白エッセンスを加えるときに向いている!」などなど。

ゴール自体の意味合いとしても、その瞬間においては「五輪でのグループステージ勝ち抜けが絶望的となる痛恨の2失点目」でしたが、最終的には2−2のドローで終わっており、かなり痛みは薄れました。失ったものはゼロではありませんが、状況として最悪というほどではない。タラレバで言うなら、あの2失点目があったからこそ決死の攻撃が実ったとも言えるわけで、結果的に決勝点でもないものをことさらに持ち上げるわけにはいきません。

日本代表はこれで勝点1とし、総得点の関係でグループ3位となりました。次戦でコロンビアが勝利しないことが前提ではありますが、最終戦で勝てば突破の望みは十分にあります。コロンビアが負ければ、スコアレスドローでも突破が濃厚。次戦まであと2日しかない段階で、「すみませーん、急にウチの選手が何者かに襲われて大ケガをしたため、代理の選手を呼びたいでーす」などとやっても事態が好転するはずもなく、いがみ合うのは無駄というもの。

【前提】「そもそも大したオウンゴールではない」

【可能性の模索】「今更どうすることもできない」

【結論】「仕方ない、一緒に頑張るしかない!」

初戦では浮き足立っていたオーバーエイジ塩谷さんも、第2戦はピンチのいくつかを防ぐなど、本来のチカラを発揮し始めました。オーバーエイジ藤春さんも、日本代表の経歴もあり、チームでの優勝経験もあり、資質としては光るものがある。3戦目に期待しましょう。タダでさえ招集人数は少ないんです。猫の手も借りたいときに、仲間割れしている場合ではありません!

↓「試合中に猫が来てくれたんで、そっちから借りるのはどうですかね!」という提案は却下します!

「その猫、23歳以下?」
「予備登録してる?」
「ていうか、日本国籍?」

その猫はおそらくブラジル国籍なのでダメです!

オーバーエイジ藤春の代わりにはなりません!

↓別に1失点目をスーパープレイで防いでもよかったし、外したシュートを入れたってよかったんだ!
<日本VSコロンビア戦 ハイライト動画>

http://www.gorin.jp/video/5074826347001.html

目立つミスだけを責めても無意味!

そもそもGKもアッチに弾いちゃダメだろ!

次勝てばそれでいい!

次勝ってダメなら、全員の力不足ということで諦めよう!

今はちょっと、ついてないだけ [ 伊吹有喜 ]

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「藤春ぅぅぅ!」という怒りがチームのチカラになっている可能性もある!