おだてるだけになってない?子どもの自己肯定感を高める褒め方とは

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近頃よく耳にする「子どもの自己肯定感」。自己肯定感を育てるには「褒める」ことが大切と言われますが、なんでもないことまで褒めちぎり、ただ“おだてる”だけになっている場合も多いようです。本当に子どもの自己肯定感を育てる褒め方とは、どのようなものなのでしょうか。
そもそも自己肯定感とは?
自己肯定感とは、自分のことを自分で大切な存在だと感じられる感情。自分を認めることができるということです。「そのままの自分が十分かけがえのない存在」だと感じるには、小さい頃からの育て方や教育が大切です。

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自己肯定感が高いと、失敗してももう一度挑戦してみようという気持ちを持ちやすく、何度でも挑戦できる折れない心につながります。自分に自信を持てるので、言いたいことをきちんと伝えることができ対人関係もスムーズ。人にも優しく接することができ、やがては自分で人生を切り開く力につながります。

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反対に、自己肯定感が低いまま育ってしまうと、自分に自信が持てず、大人になってからも好きなことにチャレンジできない、思ったことを人に言えないなど、仕事の上でも対人関係においてもさまざまな問題を抱えやすくなってしまいます。
思い当たることありませんか?こんな褒め方はNG!
子どもの自己肯定感を高めるためには、がんばってできたことを共に喜び、共感し、褒めてあげることが大切です。しかし、何かできたからと、やたらと褒めればいいというわけではありません。たいして努力をしなくてもできることや、生活していくうえでのルールが守れただけという時に褒めるのは、おだてることになっている場合が多いのです。

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何かできた時に「よかったね」と言ってあげることは大切ですが、大げさに「すごーい!○○くん天才!」などとやたらと褒めるのは考えもの。子どもは努力してなくてもできれば褒められるんだと思い、楽にできる方法を考えるようになってしまいます。

逆に「僕=天才」のイメージが崩れてしまうことを恐れて、難しいことにチャレンジしなくなってしまうことも。

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また、使ったおもちゃをしまった場合などに「よくできたね」と褒めてあげることは必要ですが、これは自己肯定感というよりやる気につながるもの。嫌いな野菜を食べたら「すごいすごい!」を連発するのも、実は次も食べてほしいからではありませんか?

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やたらと褒めるのは、ただおだてているだけ。褒めるというのは相手を認めることですが、おだてるのは褒める言葉の裏にコントロールするという意図が隠れています。おだてて育った子どもは、自己肯定感が逆に育ちにくくなって、ただのわがままになってしまう可能性もあるので要注意。
自己肯定感を高める褒め方とは?
自己肯定感を高めるには、子ども自身ががんばったと思っていることに共感してあげることが大切です。結果がどうであれがんばったのであれば、「よくがんばったね」と子どもの心に寄り添ってがんばったことを褒めてあげましょう。これが「認めてあげる」ということです。

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結果至上主義では評価を気にして、成功しないと褒められないと思ってしまい、自己肯定感は育ちません。他の子どもと比べて褒めるのもやめましょう。失敗しても、「こうしなかったから失敗したのよ」などと説教じみたことを言ってはいけません。子どもは口に出さなくても、「ああ、あそこがまずかったな。お母さんの言うこときいておけばよかったかな」などと自分でいろいろ考えているもの。自己肯定感を高めるには「がんばったことに対して褒める」という姿勢を忘れないようにしましょう。

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自己肯定感を育てるには成功体験も大切