子どもの虫歯を予防!フッ素洗口についての基礎知識

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欠かさず歯みがきしても、子供は甘いお菓子やジュースで虫歯になりやすいもの。何か効果的な予防法はないか、と頭を悩ませることも多いのではないでしょうか。そこで今回ピックアップしたのが「フッ素洗口」です。ここ数年、虫歯予防として注目されており、一部の自治体では子供へのフッ素洗口を推奨している地域もあります。小学生の親ならぜひとも知っておきたい予防法です。

■ フッ素洗口についての基礎知識

フッ素洗口は、歯みがき後にフッ素水溶液でうがいすることで虫歯になる原因を防ぐ方法ですが、3つの効果が期待できるとされています。一つ目は、歯を強くする働きです。歯のエナメル質がフッ素と接触することでフルオロアパタイト結晶へと変化し、酸に溶けにくい丈夫な歯になると言われています。虫歯の原因菌が酸を出すことで歯が傷んで虫歯になるわけですが、酸に溶けにくくなれば虫歯になりにくいという作用があるとのこと。そして二つ目の効果が、虫歯の病原菌が酸を出そうとするのをフッ素が抑えます。こうした2つの効果で虫歯になりにくい状態をつくり、予防するのがフッ素洗口の目的です。さらにフッ素には再石灰化作用という働きがあり、虫歯になってしまった部分にカルシウムの結晶をつくり、歯を再生する作用も期待できるそうです。

■ フッ素洗口のポイント

フッ素水溶液でうがいする前は、必ず歯みがきをすることが条件。歯の表面にばい菌が付着しているとフッ素の効果が減少し、上手く働かない可能性があります。また、フッ素洗口したあと30分〜1時間は飲食がNG。これも、フッ素の働きを邪魔する原因になってしまうからです。総合的に考えて、就寝前に歯みがきしてフッ素洗口するのがベストなタイミングと言えるでしょう。うがいするうえでの注意事項としては、フッ素は薬の一種なので飲み込まないように吐き出すこと。そもそも飲み物ではないので飲まないように注意するだけの話ですが…。

■ かかりつけの歯医者さんに相談

専用のフッ素水溶液は薬局やネットで購入できます。ただし安全性を問題視する意見もありますので、初めて利用する場合は、かかりつけの歯医者に相談してから使用してみてはいかがでしょうか。虫歯は放っておくと厄介ですし、日頃から予防することが大切です。すでに虫歯治療中の子供であっても試せるので、今後の参考に覚えておくと便利かもしれませんね。

(image by amanaimages)
(著&編集:nanapi編集部)