【フォトジェニック登山】日本一素晴らしい絶景!? 屋久島最高峰「宮之浦岳」を「永田岳」から眺める

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「女性的な山」と形容されるのが屋久島の宮之浦岳。そして、「男性的な山」と形容されるのが同島の永田岳。この二つの山を登るべく、屋久島に行ってきました。

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屋久島は鹿児島空港から飛行機で30分、高速船で約2時間の場所にある島。生態学的・生物学的に重要な自然環境が維持されており、類例のない自然の美しさとすぐれた自然現象がみられることから島全体が世界遺産となっています。

海外からの旅行者も多いのですが、この島に九州で1〜8番目に高い山が集中しているスポットでもあるので、多くの登山者が訪れます。

なかでも、宮之浦岳は1936mの高さで、屋久島最高峰であり、九州最高峰となっています。

そんな宮之浦岳へは様々なルートがありますが、今回はピストンで日帰り登山ができる淀川登山口からのコースを選択。

宮之浦岳を目指し、また、その宮之浦岳の姿を俯瞰で見られるという永田岳も目指してみました。登山口から山頂までの標高差は600mほどですが、アップダウンの多いコースですので、実際にはその倍近くに感じます。

とはいえ、山頂からの景色だけでなく、大きな見どころとしては、淀川小屋に流れる清流、高層湿原・花之江河、奇岩巨岩の数々とたくさんありますので、ワクワクしながら登山口を目指しました。

登山口までは、タクシーかレンタカーで向かうのが現実的。途中の紀元杉までバスで来ることはできますが、日帰りを考えると選択肢から外した方が良さそうです。

我々は朝6時に登山口到着。これは屋久島で考えると遅い方になります(屋久島の朝は早いです)。お手洗いは淀川登山口と、淀川小屋にあるので要チェック。

その後は携帯トイレブースのみとなりますので携帯トイレのご用意を。

さて、いざ、登山口からスタート。したのですが、皆さん、「屋久島は1か月のうち35日は雨が降る」という言葉をご存知でしょうか。

これはまさに屋久島を言い当てており、非常に雨の多い島なのです。

登山前日も雨、そして、当日も濃い霧が山全体を覆っており、期待していた絶景がほとんど見られなかったのです。

したがって、宮之浦岳の頂上にいくまでは、登山道での様子しか写真におさめることができず……。天気予報にあった午後からの晴れを信じて登りました。

5月上旬にアタックしましたが、フル装備ではすぐに暑くなってしまい、防水ジャケット・パンツはすぐに脱いでしまいました。

ただ、雨の多い地域ですので防水性のものは必要。また、山頂部分は非常に寒かったので、防寒着が大変役立ちました。

雨がよく降るということは、植物もまたよく育つ。

もりっもりっとした緑が特徴的な山。

また、立派な木も多く、これが縄文杉でもいいんじゃないか、というような巨木も現れます。

ただ、なんとも悲しかったのは、山を登っている最中はずっと天候が良くなく、カメラを向けても霧の様子しか映りません。

3時間半をかけて登った宮之浦岳も霧で真っ白。どこを撮影しても同じ絵となってしまいます。

それでいてかなりの寒さだったため、登頂した喜びはわりと早くに終わってしまいました。

山のてっぺんでご飯を食べたり、写真を撮ったりとしたかったのですが、この悪天候では長居は無用。今回は永田岳も目指していたので、まずは前に進むことを目指しました。

待望の晴れ間で宮之浦岳ドーン!!

宮之浦岳〜永田岳は、30分の下りと30分の登りといったところ。

宮之浦岳を下山し、そこで昼ごはんとしたのですが、なんと天気予報通りに晴れ間がさしてきました。これは素晴らしい。

モリッモリの緑のなかに、花崗岩の石群が見られます。滑らかな山のかたちを形成する宮之浦岳は、確かに「女性的な山」と言えます。

太陽が出て来ると俄然やる気が出て来るもの。

永田岳へのルートはなかなか厳しいものがあり、気持ちが折れそうな時もあったのですが、この晴天が我々の背中を押してくれました。

昼食を早々に切り上げて永田岳への登りに挑む。

そして、スタートから5時間半後の13時30分に永田岳に到着。

大きな岩の上によじ登り、達成感と共に、目の前の宮之浦岳の佇まいにうっとり。

やはり、永田岳から見る宮之浦岳は素晴らしい。

筆者はこれまで5回ほどこの景色を堪能していますが、日本で一番素晴らしいスポットではないかと思っています(涸沢から見上げる穂高や雷鳥沢も素晴らしい)。


屋久島では宮之浦岳を目指す登山者は多いのですが、もし、体力に余裕があれば是非、永田岳も目指してほしいところです。

この二つの山を結ぶ道も、なかなか面白いので、飽きることなく登山を楽しめます。

永田岳から淀川口までは4時間ほどかかり、下山は17時半頃となりました。

初めてこのルートを通った友人は、帰りの車で疲労困憊の様子だったので、決して楽なコースとはいえません。

また、単独でのアタックは控え、地元のガイドと一緒に行動することをおすすめします。

当時、準備したものは下記の通り。

・フード付き防水ジャケット、パンツ
・インナースパッツ上下
・ベースレイヤー
・防寒着(ダウン)
・帽子、手袋、靴下
・登山靴
・ライト&電池
・ホイッス、コンパス、地図、携帯トイレ
・バーナー、コッヘル、食事
・コーヒーキット
・行動食
・ペットボトル、スポーツドリンク