1ミシュランガイドシンガポール2016 表彰式   ©Singapore Tourism Board

美食ガイドの代表格「ミシュランガイド」から、東南アジア版としては初となるシンガポール版「ミシュランガイドシンガポール2016」が発表された。

 

3つ星獲得はあの有名店


ジョエル・ロブション   ©Singapore Tourism Board

言わずと知れた美食家のためのグルメガイド「ミシュランガイド」から、この度ついに東南アジア初となるシンガポール版「ミシュランガイドシンガポール2016」が発表された。国内で唯一3つ星を獲得したのは、フレンチコンテンポラリーを提供する世界の「ジョエル・ロブション」。2つ星には「アンドレ」「レ・ザミ」「四川飯店」などの有名店6軒が名前を連ねた。さらに「ワク ギン」や「クリスタル・ジェイド・ゴールデンパレス」などの人気店に加え、「ヒルストリート・タイ・ホァ・ポークヌードル」、「香港ソヤソース・チキンライス&ヌードル」の2軒の屋台を含む22軒が1つ星を獲得。屋台料理店が星を獲得するのは貴重で 「世界で唯一、ミシュランの星を獲得した店で5シンガポールドル(約390円)で料理が食べられる国」として話題に。

 

屋台のレベルの高さを証明!大注目のビブグルマン


ティエン・ティエン・ハイナニーズ・チキン・ライス   ©Singapore Tourism Board

1つ星に輝いた2店をはじめとして、「ミシュランシンガポール2016」では、掲載店200軒のうちなんと55軒が屋台だというから驚き。星の評価から外れるものの、コストパフォーマンスに優れるお店に与えられる「ビブグルマン」の称号は、34店が獲得した。

ソンファ肉骨茶(バクテー)   ©TRIPPING!

観光客にもお馴染みの「ソンファ肉骨茶(バクテー)」や、「328 カトン・ラクサ」「トゥルー・ブルー・キュイジーヌ」など、有名ローカル料理店に並んで、マックスウェル・フードセンター内の「ティエン・ティエン・ハイナニーズ・チキン・ライス」やゴールデン・マイル・フードセンター内の「フィッシュボール・ストーリー」、ティオン・バル・マーケット内の「ティオン・バル・ハイナニーズ・ボーンレス・チキンライス」など、ホーカーセンター(屋台村)内の小さな店舗がビブグルマンに選出されている。昼間はビジネスマンで賑わうアモイ・ストリート・フードセンターからは、「ヌードル・ストーリー」「フェイマス・クリスピー・カリー・パフ」を始めとする計4店舗が選出された。

シンガポールが「美食のハブとして世界的な注目を浴びていることが証明された」と話すのは、シンガポール政府観光局 北アジア局長 マーカス・タン氏。世界的なお墨付きをもらったシンガポールの多様なグルメを「近い将来、日本の皆さまにも現地で本場の味を体験してほしい」と加える。