5年間で約9倍!イギリスで犬猫の糖尿病が急増

今、イギリスでは糖尿病で苦しむペットが激増しており、この5年間での犬や猫の糖尿病発症率が900%も増加したそうです。

「Animal Freinds」というペット保険会社が9,000匹のペットに対して行った調査によると、2011年の数字に比べ、糖尿病と診断された猫は1,161%、犬は850%も増加しています。
糖尿病と診断された症状には、頻繁に喉が渇いたり空腹になったりする、頻尿などの症状も含まれています。

ペット慈善団体のPDSAは、糖尿病の主な原因は間違いなく体重増加であると分析し、その体重増加の原因は飼い主が人の食べ物を与えていることだと話しています。
さらに、ペットの肥満はイギリスの深刻な問題であるため、獣医からのアドバイスを受けるようにして欲しいと訴えています。

愛犬を糖尿病にしてしまう飼い主さんのNG行動

イギリスで急激に糖尿病になるペットが増加しているようですが、これは決してよその国のことと流してはいけないことです。
愛犬への愛情でおやつをあげすぎてしまったり、自分が食べているものをあげてしまったりする人は、少なからずいるはずです。

本来、犬や猫が糖尿病を発症する確率はとても低く、動物病院でも1〜2頭いれば多いというほどです。
しかし、糖尿病の治療は獣医師にとって大変長い時間を要する病気であり、飼い主にとっても日々の食事療法など、治療の時間や病気への不安と長く付き合っていかなくてはいけません。

犬の糖尿病の症状・原因

症状

糖尿病になってしまったときにまず出る症状が、

水をよく飲む尿の回数が増える食欲が増える食べても食べても痩せてくる

こんな症状が出た場合は、糖尿病の可能性があります。
さらに、悪化してしまうと血液中の有害な物質が増加してしまい…

嘔吐食欲低下元気がないいつもと違う口臭がする

などの症状が現れます。
そしてさらに悪化してしまうことで、昏睡状態など命の危険が出てくることもあります。

また、犬種では、トイプードル、ミニチュアダックス、ゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパードなどの中年齢の雄に多く見られるようです。

原因

糖尿病になる犬の原因は、遺伝的要因や肥満など複数の要因が重なることで発症すると考えられています。
血中の糖分を吸収する働きをするインスリンが膵臓から分泌されず、血液中の糖分が増えることで糖尿病になってしまいます。

飼い主さんのNG行動

与えるごはんの量が多い

最近では市販のフード以外にも、飼い主さんが作った手作りごはんを食べているワンちゃんが増えています。
その手作りご飯の分量は、きちんと愛犬に合った量ですか?カロリーも適していますか?
カリカリフードであれば分量を量ることで、愛犬に適した量を食べさせることができますが、手作りご飯だとどうしても適した分量がわかりにくくなります。
日々の体重変化などで、今与えている量は適切かどうか判断してください。

食べる速度が速い、どか食いを放置

早食いやドカ食いが習慣化すると、食事の度にインスリンが大量に出るようになってしまいます。(ドカ食いとは一度にたくさん食べること)
そうすると、細胞がインスリンに対しての反応が鈍ってしまい、体内に取り込む働きが鈍るため、糖尿病の原因になります。
愛犬の食べる速さが速かったり、ガツガツ頬張ってドカ食いしたりするときは、早食い防止用食器などを使用して、時間をかけて食べられるようにしてあげましょう。

要求されたら人と同じ食べ物を与えてしまう

これは多くの飼い主さんが一度はしたことがあるのではないでしょうか。
人の食事は犬にとって塩分や糖分を過剰に摂取させる原因であり、糖尿病だけでなく様々な病気の原因になります。
愛犬が食べたいと鳴いたり、目で訴えてきたりしたとしても、愛犬の健康のために心を鬼にして、与えないようにしましょう。

まとめ

イギリスではとんでもない上昇率でペットが糖尿病になっていますが、それは愛犬の存在が昔よりもずっと近くなったことも原因の一つかもしれません。
犬が家族として様々なことを共にすることで、飼い主が人との境界線を引けないようになってしまい、人の食べ物を与えすぎてしまう。
愛犬を思うあまり、肥満になるようなことをしてしまっているのかもしれません。

家族として考えることはとても大切なことですが、人と犬との違いはきちんと知っておかなくてはいけないことです。
愛犬のために適した食事と、日々の運動、さらにこまめな体重チェックで、愛犬の糖尿病を予防しましょう!