負けたら即敗退の手倉森ジャパン、2点差追いつき最終節にGS突破の望み繋ぐ《リオ五輪》

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▽U-23日本代表は日本時間8日、初戦と同じマナウスでリオ・デジャイネロ オリンピック(五輪)グループB第2節のU-23コロンビア代表戦に臨み、2-2のドローに終わった。

▽5日の初戦でU-23ナイジェリア代表に4-5で競り負け、48年ぶりのメダル獲得へ早くも崖っぷちに追い込まれた日本。今節は、負ければ即敗退となる一方で、勝てばグループBの2位に浮上できる運命のコロンビア戦に臨んだ。先発メンバーは、初戦から4選手を変更。GK中村、MF井手口、MF矢島、FW浅野を起用し、 [4-1-4-1]から[4-4-2]の布陣変更を施した。

▽立ち上がり、コロンビアの圧力に押し込まれた日本だが、守備から徐々にリズムを構築。10分あたりからパスワークを駆使しながら全体を押し上げる。11分には、右サイドの室屋が上げたクロスを供給。これに反応したボックス内の興梠が胸で落として、矢島が左足のシュートを放つ。しかし、これはGKにセーブされる。

▽さらに、CK時にサインプレーを織り交ぜながら相手を揺さぶる日本は、塩谷の身体を張ったカバーリングなどで何度かのピンチを断ち切ると、34分にビッグチャンス。CKの流れから、ボックス左でボールを拾い直した興梠が丁寧に折り返す。これにファーポスト付近で反応した藤春が頭で合わせるが、枠の右に外れる。

▽続く36分にも日本に決定機。後方からオーバーラップした藤春がフリーでボックス左に抜け、左足を一閃。しかし、シュートモーション時にアギラールのスライディングに遭い、ボールを蹴り込むことができない。結局、押し気味に試合を進めながらもゴールが遠かった日本は、ゴールレスでハーフタイムを迎えることになった。

▽コロンビアが2枚替えを施して迎えた後半の立ち上がり、日本が早々にチャンスを迎える。高い位置でパスカットした浅野が一気にボールを持ち上がり、バイタルエリア中央から右足を一閃。強烈なシュートがゴールマウスに向かっていくが、GK相手にワンハンドでコースを変えられると、惜しくもクロスバーに嫌われてしまう。

▽その後もチャンスを決めきれない展開が続いた日本。すると59分、そのツケが回ってくる。バイタルエリア手前で井手口のマークを外したグティエレスにレンテリアとのワンツーから、右足のダイレクトシュートを放たれる。植田が遅れながらもカバーに入るが、自身の足に当たったボールがゴールマウスに吸い込まれていった。

▽先制を許した日本は、その直後に井手口、矢島を下げて、大島、南野を投入。しかし、65分にカウンターを許すと、自身中央でDFを引き付けたパボンからボルハにボールが渡る。ボルハのシュートこそGK中村が右足で弾くが、こぼれ球に反応した藤春の中途半端に出した足にボールが当たって、そのままゴールラインを割った。

▽一気に瀬戸際に立たされた日本は、ここから猛反撃。67分、大島の縦パスを南野がダイレクトではたき、ゴール前の浅野にボールを繋ぐ。これを受けた浅野が右足のシュートをゴール右に決め切り、日本が1点差に詰め寄る。さらに、74分にはバイタルエリア中央から中島が相手GKの意表を突く山なりのロングシュートを叩き込み同点とした。

▽追いついた日本は、80分に残る1枚の交代カードを切り、藤春に代えて亀川を投入。猛攻を仕掛けると、後半アディショナル3分には浅野が最終ラインの背後に抜け出すが、相手GKの鋭い飛び出しに阻まれてしまう。結局、試合は2-2で終了。2試合を終えて1分け1敗とした日本は、何とか決勝トーナメント進出に望みを繋ぐ格好となった。

▽なお、日本時間11日に行われる最終節の相手は、日本と同じく1分け1敗のU-23スウェーデン代表。日本が突破するためには、スウェーデンに勝利した上で、他会場でナイジェリアがコロンビアに勝利するか、引き分ける必要がある。また、日本が引き分けた場合は、ナイジェリアが勝利すれば突破が決まる。

【順位表】リオ五輪 グループB第2節

(勝点/得点/得失)

1.ナイジェリア(6/6/+2)

2.コロンビア(2/4/0)

3.日本(1/6/-1)

4.スウェーデン(1/2/-1)

※順位決定は勝ち点、得失点差、総得点