【警告】日本=井手口(23分)、遠藤(31分)、室屋(39分)、藤春(53分) コロンビア=テシージョ(23分)、バランタ(76分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大島僚太(日本)

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[リオ五輪グループリーグ第2戦]日本2-2コロンビア/現地8月7日/アレーナ・アマゾーニア
 
【五輪日本代表・総評】 5.5
前半を0-0でしのぎ、後半に勝負を懸けるゲームプランは失点するまで上手く進んでいた。先に失点した点や自分たちのミスで追加点を許した点は反省しなければいけない。同点に追いついたまでは良かったが、勝ち越すチャンスもあっただけに、勝点2を取り逃した印象が強い。

【リオ五輪PHOTO】コロンビアに2点をリードされるも、浅野と中島のゴールで引き分けに

 [個人採点・寸評]
[GK]
12 中村航輔 6
正守護神の櫛引に代わってブラジルのピッチへ。18分にはボルハの強烈なグラウンダーのシュートを鋭い反応でセーブ。失点はDFに当たってのものと、まさかのオウンゴールで、GKとしてはノーチャンスだった。
 
[DF]
2 室屋 成 6
対面のマチャドの動きをしっかり見極めながら、前後左右に揺さぶりをかけて突破。攻撃では主導権を握った一方で、守備ではイエローカードを1枚もらい、あわや2枚目かと思わせる際どいプレーもあるなど、ギリギリの攻防が続いた。終盤は左SBとしてプレー。
 
4 藤春廣輝 3(80分OUT)
ブラジル戦やナイジェリア戦と異なり、ボールホルダーへ厳しい寄せを敢行。その勢いそのままに、中島を追い越して次々とオーバーラップを繰り出すなど、左サイドで躍動した。しかし、34分に絶好のチャンスでヘディングシュートを外しただけでなく、65分には事もあろうか痛恨のオウンゴール。一気に奈落の底に突き落とされた。
 
5 植田直通 6
塩谷のカバーリングに気を配りつつ、自らは相手の強力2トップにパワーで対抗。ブロックに入ったボールがゴールに突き刺さるなど不運に見舞われたが、諦めずに最後まで戦った点は評価したい。
 
6 塩谷 司 6
29分、絶体絶命のピンチに間一髪戻り、鋭いショルダーチャージでバリオスを弾き飛ばす殊勲のプレー。2トップとの肉弾戦で痛めつけられながらも、オーバーエイジの意地を見せつけた。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
[MF]
3 遠藤 航 5.5
積極性がやや空回りした印象。くさびの精度が上がらず、アタッキングサードに飛び出して行った際にカウンターを受ける場面も。コンビを組んだ井手口に助けられた部分は大きい。
 
9 矢島慎也 4.5(62分OUT)
トラップが乱れるなど“らしくない”ミスを連発。11分には両チーム最初の決定機で左足を思い切り振り抜くもGKの好セーブに遭い、ゴールはならず。後半開始早々にもどフリーのシュートを外すなど、最後まで「矢島の日」ではなかった。
 
10 中島翔哉 6.5(分OUT)
D・バランタのオーバーラップを警戒して、守備時はやや低めの位置取り。それでも藤春とのコンビネーションが機能し、次々と左サイドを突破。74分には約25メートルのミドルシュートをねじ込み、押せ押せムードを呼んだ。
 
14 井手口陽介 5.5(62分OUT)
積極的な守備を買われて先発に抜擢。監督の期待に応えるように、球際で戦い、次々とセカンドボールを回収。中盤で何度もカウンターの芽を摘んだ。ただ、失点の場面では好調が故に勝負に行った結果入れ替わられ、失点に絡んでしまった。
 
[FW]
13 興梠慎三 5
相手の厳しいマークを掻い潜り、巧みなポストプレーで周囲の攻撃を演出。浅野との補完性は非常に良かった。しかし、後半に入ってボールが収まらなくなり、点取り屋としてはシュートを打ってゴールを脅かしたかった。
 
16 浅野拓磨 6.5
ジョーカー役ではなく、スタートから出場。裏を狙う動きで相手守備陣を牽制し、カウンターをチラつかせる。47分にはボール奪取から放ったミドルシュートは惜しくもクロスバーを直撃したが、67分のチャンスではきっちりと決め、反撃ムードを作った。90+3分に、逆転を懸けたGKとの1対1を防がれたのが悔やまれる。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
[交代出場]
MF
18 南野拓実 6(62分IN)
スペースに入り込んで連係プレーの呼び水に。個人でも右サイドで突破を仕掛けてチャンスを演出。ミドルレンジからでも果敢に狙って行ったが、ゴールを割ることはできなかった。
 
MF
8 大島僚太 6.5(62分IN)
縦パスでスイッチを入れ、浅野のゴールを演出。冷静な状況判断で最終ラインからどんどんボールを引き出し、両サイドに配球して攻撃の圧力を上げた。このゲームの殊勲者のひとりだ。
 
DF
15 亀川諒史 ―(80分IN)
五輪デビューは右SBとして。同点の状況でも守備に徹するのではなく、攻撃に転じた際には迷わず高い位置を取っていた。90+1分、中島のパスに抜け出したシーンはシュートを打っても良かった。
 
監督
手倉森誠 5.5
スタメン4人を入れ替える大胆采配。1点ビハインドとなった時点で迷わず南野と大島の攻撃的カードを切り、彼らが得点に絡んだ采配は見事だった。しかし、結果的には勝点1。第3戦に望みをつないだとはいえ、厳しい状況であることに変わりはない。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト特派)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。