8日、韓国で「マリンボーイ」とも呼ばれる男子競泳界の英雄パク・テファンが、400メートル自由形に続き200メートル自由形でも決勝進出を逃し、韓国に衝撃が走っている。写真はパク・テファン選手。

写真拡大

2016年8月8日、韓国・イーデイリーなどによると、韓国で「マリンボーイ」とも呼ばれる男子競泳界の英雄パク・テファンが、400メートル自由形に続き200メートル自由形でも決勝進出を逃した。パクは自身のドーピング問題で五輪への出場が危ぶまれる中、会見で土下座をしてまでリオへの切符を手にしていただけに「予選落ち」は韓国で衝撃を持って受け止められている。

パク・テファンは8日(韓国時間)、ブラジル・リオデジャネイロの五輪アクアティクス・スタジアムで行われた競泳男子200メートル自由形の予選第6組に出場したが序盤から振るわず、1分48秒06で同組最下位に終わった。この記録は全47選手中29位で、上位16人で競う準決勝にも出場はならなかった。またパクは前日行われた400メートル自由形でも3分45秒63、全体10位のタイムで決勝進出を逃していた。

パクは14年の仁川アジア競技大会を控えたドーピング検査で禁止薬物を使用していたとして国際水泳連盟(FINA)から1年6カ月の資格停止処分を受け、今年3月に処分が明けたばかりだった。また「処分終了から3年間は韓国代表になれない」という大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の規定によりリオ行きが危ぶまれていたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への提訴などを経てようやく出場を決めた。

パクは08年北京五輪競泳男子400メートル自由形で金メダル、200メートルで銀メダル、12年ロンドン五輪では両種目で銀メダルを獲得している。今大会では残る100メートル・1500メートル自由形で名誉を挽回できるかが注目されるが、得意の種目で予選落ちとなったパクに、韓国のネットユーザーからは慰労や応援のコメントが多数寄せられている。

「泣くな、テファン。それでも君は僕の英雄さ」
「一番つらいのは本人のはず。あまり落ち込まないでくれればいいが…」
「韓国のスポーツは大韓体育会のせいで滅びる」
「とてもかわいそう。まともに練習できなかったせいだ。国が優秀な選手を駄目にした」

「誰も君を責めることはできない。お疲れさま!」
「涙が出る。よく頑張ったよ。彼の努力は僕らが知っている」
「五輪は参加することに意義があるんだ」
「テファン選手はすでに伝説。最後まで全力を尽くしてほしい」

「自国のスポーツ連盟がメダルを取らせまいと全力で妨害してるんだから、うまくいく方がおかしいよ」
「がっかりというより胸が痛む。アジア水泳界の英雄の最後はとても悲しいものになったけど、早く振り切って、最後まで拍手を送ったファンに笑顔を見せてほしい」
「水中エアロビをしてるおばさんたちの横で練習してたくらいだ、仕方ない。とにかく大韓体育会のやり方が汚い」(翻訳・編集/吉金)