中国製品に対する世界的なイメージとはどのようなものだろうか。開発途上国においてはコストパフォーマンスが相対的に高いというイメージがあるかもしれないが、質の高い製品がいくらでも存在する先進国においては「中国製は安いが低品質」というイメージが一般的なのではないだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国製品に対する世界的なイメージとはどのようなものだろうか。開発途上国においてはコストパフォーマンスが相対的に高いというイメージがあるかもしれないが、質の高い製品がいくらでも存在する先進国においては「中国製は安いが低品質」というイメージが一般的なのではないだろうか。

 中国政府は自国の製造業の高度化を目指す構想を打ち出しているが、果たして中国製品は高度化を実現し、世界中の消費者から愛されるような存在になることができるのだろうか。中国メディアの経済網はこのほど、中国製品が世界から愛される製品になるには何が必要かというテーマについて論じた。

 中国信息化百人会と大手会計事務所デロイト・トーマツによる「2016世界製造業競争力指数」によれば、2016年における中国製造業の競争力は世界第1位となった。しかし記事は、中国製造業は「大きくても強くはない」と表現し、中国製造業の産業としての規模は大きいものの、質という点から見ると競争力は低く、先行きは「厳しい」というのが専門家たちに共通する見解だと伝えた。

 つまり中国の製造業は「規模ばかり大きくて、イノベーション力が弱く、品質も低い」と言い換えることができる。中国製品が世界から愛される製品になるには品質が重要なのはもちろんだが、中国の企業関係者の話として、「イノベーションよりさらに大切なのは自主創造」だとし、「創造だけが中国を生存させ、創造だけが中国を世界へ羽ばたかせ、創造して初めて中国製品は世界に愛されるようになる」と論じた。

 羅針盤や火薬、紙、印刷術は中国の4大発明とされており、かつての中国人は世界に大きな影響を与える偉大な創造を行った。知識が何もないところからイノベーションが生じることはないが、中国は世界の工場として下請けを行い、各国の製品のパクリを行ってきたことでイノベーションの基礎となる知識はすでに吸収している。だが、模倣からイノベーションが生まれることはなく、中国製造業はまず模倣やパクリを止めることが先決だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)