【ベトナムVN指数の週足チャート】年初に大きく値を下げたものの、その後は力強く上昇。指数は、ここ3年間のボックスの上限をブレイクし、一段の上昇が期待される

写真拡大

英国のEU離脱後、不安定な状況が続く世界経済。投資熱が底冷えするなか、ベトナム株に注目が集まる。その可能性を探るべく、億超え投資家が現地に乗り込んだ!

 冷房の効いたホーチミン・タンソンニャット国際空港から一歩外に出ると、出迎えたのはむせかえるような熱風だった。東南アジア特有の湿気のこもった空気と、人々のエネルギー。そんなベトナムの熱気に包まれながら、投資意欲は否が応にも高まる――。

 今回、ベトナム株投資の実地調査へ現地に赴いたのは、億超え投資家のwww9945(以下、9945)氏だ。

 ベトナムは’90年頃から急成長を続け、現在でもGDPベースで6%を超える成長を維持している東南アジア経済を牽引する国の一つ。国自体が高成長を続けていれば、当然、シェアや業績を大きく伸ばす企業が次々に誕生する。経済が成熟した日本で探すより、ベトナムのほうが高確率で成長企業をつかまえられるという優位性があるわけだ。

 もともと、街を散策しながら株式投資のヒントを見つけるのが得意な9945氏。ベトナム株に関してもさまざまな資料やデータを読み込んできたが、我慢できなくなり、ついに現地調査を決意したのだった。

◆トタン屋根からレンガへ 街中が建設ラッシュ!

「現地でまず感じたのは、とにかく人々の熱気がスゴいこと。道路を埋め尽くすようにバイクが走っていたり、あちこちでビルや住宅の建設が進んでいたり、まだかなり混沌とした状態です。街はビールばかり飲んでいる陽気な若者で溢れ返っていました。間近でそうした人々の消費行動を見ると、ベトナムの消費分野は確実に伸びるな、という印象を受けました」(9945氏)

 むせ返るような人々の熱気に、工事現場の騒音と建設資材の匂いが混ざり、独特な雰囲気を醸し出す。まさに経済が成長している音や匂いを感じとることで、9945氏の中には「多くの成長企業が眠っている」という確信が芽生えたようだ。

「とにかく目についたのが工事現場ですね。ビル建設も盛んでしたが、建設メーカーよりも注目すべきは、建設資材会社だと思いました。現在はトタン屋根の家がほとんどですが、レンガ造りへの建て直しが進んでいて、唸るほどの需要が見込めそうですね。また、街の道路がバイクの集団で埋め尽くされていたのも印象的。まだ自動車ローンが普及していないこともあって高額な自動車は手が届きにくいようですが、今後は自動車への乗り換えが進むことは間違いないでしょう。交通インフラがバスしかなく、バスターミナルの開発も進んでいるようなので、バス関連企業も注目ですね」

 食事時、街を散策していると、目についたのは、国民の喫煙率の高さ。約2人に1人が喫煙していて、さらに甘い飲料や菓子を好み、ビールを飲みまくっていたという。

「所得の増加に伴って、飲食や娯楽、教育など多くの分野で消費が活発化し、最終的には病院や医薬分野にたどりつく可能性が高いですね」

◆円高リスクを吹き飛ばすベトナム株の破壊力!

 今回、初めてベトナムを訪れたという9945氏だが、実は4年前からベトナム株を購入。すでにベトナム株だけで1000万円の利益を稼ぎ出し、その爆発力は立証済みなのである。

「当時、ベトナム株はリーマンショックによる暴落がまだ尾を引いていて、配当利回りが10%を超えるような高配当株がゴロゴロしていたんですよ。でも、今も同じように爆発力は潜在していると思っています。ベトナムでは現在、ハノイ、ホーチミンという2つの取引所の統合に向けた計画が進行中なんです。今年末には共通の指数が導入される予定で、市場の整備も進んでいる。日本ではベトナム株の取扱証券会社が少ないことや売買手数料が高いなど問題点はありますが、高成長や高配当などの魅力が十分カバーできます。それに為替リスクを懸念される人がいますが、関係ないぐらいの上昇率がベトナム株では狙えます」