東京カレーの名店!この夏食べたい東京最旬の店4選!
毎日いやになるくらい暑い夏…。こんな時にはカレーを食べなきゃやってられない! なかでも、ここ2年以内にオープンした最旬の4店を紹介しよう。
スパイスが多用されるカレーは、食欲増進や消化促進の効能があり、夏バテ防止にも最適な、夏にぴったりの「食べる漢方薬」だ。カレー好きのあなたなら、この話題の名店、もう全部足を運んだ?
重ね煮カレープレート2種(税込¥1,200)は、4〜5種のカレーの中から2種のカレーを選択、さらに副菜3種に、パパド、ライスという内容の一皿だ。
味わいから空間まで幸せになること間違いなし!『Curry&Spice青い鳥』の「重ね煮カレープレート2種」
幡ヶ谷
まず最初に紹介するのが2015年12月にオープンした幡ヶ谷『Curry&Spice青い鳥』の「重ね煮カレープレート2種」だ。
皿の上に盛られているのは、スパイシーチキンカレー、豆と小松菜のカレーの2種のカレーに、副菜に水菜とトマトときゅうりと玉ねぎのサラダ、ズッキーニのスパイス炒め、キャベツのピクルス。
同店では、インド料理とスリランカ料理を隔週で提供するスタイル。この日いただいたのはインド料理の「スパイシーチキンカレー」と「豆と小松菜のカレー」の2種である。
そして皿の中央にはパパド(豆せんべい)が。まずはこれをビールとつまみに楽しみたい。こちらの店の特徴は「重ね煮カレー」という点だ。
この「重ね煮」とは、野菜を陰性の物(土の上に向かって育つもの)から陽性の物(土の下に向かって育つもの)を順番に重ねて水を一切使わずに煮詰めた野菜料理のこと。
いただいてみると、野菜の旨味が最大限に引き出された「重ね煮」によって、カレー自体にはしっかりとスパイスが効いていながらも奥深くやさしい味わいに仕上がっている。
重ね煮と言う野菜の素材本来の味わいを活かす「和」のスタイルとスパイスを駆使した「インド」のスタイルが見事に融合した一皿である。
カウンター席には厳選のスパイスが並ぶ。そのスパイスの上に置いてある楽器が、「愛の周波数」と言われる528Hzを奏でるチャイムバーだ。
また、「愛の波動」と言われる528Hzを奏でる楽器を使って素材1つ1つにその波動を聞かせることで旨味を引き出すそう。
あわせて、店内にはところどころに店名にも使用されている「青い鳥」が飾ってあるのも楽しい。幸せの要素たっぷりのこの『青い鳥』でカレーをいただこう。
見た目から楽しませてくれる「本日のカレー三種(税込¥1,500)」は「インド風おせち」がコンセプト。
見た目からも豪華!インド風おせち!『虎子食堂』の「本日のカレー三種」
神泉
続いて紹介するのが、渋谷に構える2016年6月オープンの『虎子食堂(とらのこしょくどう)』である。こちらのコンセプトは「インド風おせち料理」。
この日のカレーは、野菜のカレー(中辛)、ポークビンダル(辛口)、豆と根菜のサンバル(中辛)の三種類のカレーが楽しめる「本日のカレー三種」だ。
野菜のカレーは野菜本来の旨味が感じられるよう香りを抑えたスパイスを使用しており、まろやかさと深い味わいがマッチしたカレー。
豚バラ肉がゴロッと入った「ポークビンダル」、シャキシャキ豆の「豆と根菜のサニバル」、野菜の旨味が感じられる「野菜のカレー」はまさに三者三様の味わい。
ポークビンダルは米酢、トマト酢など4種類の酢をブレンドすることで、辛味の中にもしっかりとした酸味が感じられる爽やかな味わいとなっている。
そして、豆と根菜のサンバルは、心地よい豆のシャキシャキ感が楽しい。
サイドには10種類近くものオリジナルのインド料理が並ぶ。それぞれ、味わい、食感が日本人の口に合うように作り込まれている。
また「インド風おせち」と言うだけあり、サイドメニューが非常に充実しているのが一番の特徴だ。
チキンピクルス、うずらのアチャール(ピクルス)、ビーフケバブ、インディアンコロッケ、ガラムマサラレンコンチップスなど10種類もの様々なおかずが並ぶ。
それぞれ1個1個が完成された料理となっており、本来のインド料理のように混ぜ合わせていただくのではなく、そのまま単品で味わうスタイルとなっている。
見て楽しい!食べておいしい!日本人が手がける新しいインド料理を存分に感じることができる一皿だ。
これは食べておきたい!三軒茶屋のスパイスの魔術師のカレー!
相性抜群!「スパイス屋のマトンカレー(税抜¥980)」と「317ハイボール(税抜¥580)」。
スパイスの魔術師が手がける本格カレー!『スパイスバル317』の「スパイス屋のマトンカレー」
三軒茶屋
続いては、2015年10月オープンの三軒茶屋に構える『スパイスバル317』の「スパイス屋のマトンカレー」をお伝えしよう。同店は、世界中から取り寄せたハーブとスパイスを使いこなした料理が自慢のビストロだ。
それだけにメニューには様々なスパイス料理が並ぶのだが、その中の1メニューであるカレーに関しても専門店顔負けの「15種類以上ものスパイス」を使用。
そのカレーに合わせるライスは、酒米「五百万石」を使用したチーズリゾットだ。
スパイスの効いたマトンカレーと1粒1粒が大きくしっかりとした食感が楽しめる酒米チーズリゾットとの絶妙コンビネーション。
まずはカレーだけを頬張ってみると、ゴロッと大きなマトンと様々なスパイスが口の中で一気に広がり、癖になる味わい。
一方でチーズリゾットの方は米1粒1粒が大きい酒米をあえてアルデンテに仕上げることでチーズのコクとともにしっかりとした食感を楽しむことができる。
マトンカレーとチーズリゾットを合わせていただけば、さらなる絶妙なハーモニーが奏でられる。スパイスの魔術師が手がけるメニューだからこそ成し得ることのできる逸品だ。
マトンはゴロッとしていながらもやわらかく、スパイスと羊臭さのバランスがたまらない!
さらに同メニューにあわせたいドリンクが、看板メニューでもあるスパイスフルな「317ハイボール」だ。
このハイボールで使用したショウガの搾りカスをマトンカレーの具材として使用しているだけあり、言わずもがなマトンカレーと相性抜群の組み合わせとなっている。
まさにこれからの夏の暑さを吹き飛ばしてくれるスパイシーなカレーがここでいただけるのだ!
同店は、2種のカレーと3種の付け合わせで構成された本日のカレープレート(税込¥1,280)のみのメニューとなっている。
彩り鮮やか!カレー界のパレット!?『ハブモアカレー』の「本日のカレープレート」
表参道
最後に紹介するのが2015年10月オープンの表参道に構える『ハブモアカレー』の「本日のカレープレート」だ。
2種のカレーと3種の付け合わせにターメリックライスで構成された同メニューは、目の前に登場するのと同時に思わず声を上げたくなるような色彩豊かな内容となっている。
「野菜をスパイスで食べる」をコンセプトにしているだけあり、使用する野菜はどれもが珍しい西洋野菜だ。
鮮やかな紫色の「薄紫大根とシャドークイーンのインド風ポタージュ」は苦味とスパイスとのバランスが見事だ!
緑色のカレーは春菊の青臭さとスパイスがうまくマッチした「おたふく春菊とチキンキーマカレー」。
黄色のカレーはジューシーで甘い味わいが特徴のサニーショコラというとうもろこしを使った「サニーショコラとトレビスのダル(レンズ豆カレー)」。
さらに、鮮やかな紫色がひときわ目を引く「薄紫大根とシャドークイーンのインド風ポタージュ」はスパイス感と苦味を活かした病み付きになる味わいとなっている。
最後はご飯皿をパレットに見立ててターメリックライスの上にカレー、付け合わせそれぞれをのせて、味わいとともに見た目も楽しんじゃおう!
それぞれ一品ずつ味わった後は、全品を豪快にターメリックライスの上に乗せて。
ご飯皿をパレットと見立てて、カラフルな彩りとともにまた一味違った味わいを楽しむことができるようになっているのも楽しい!
思わず「Have More Curry!」と叫びながらお替りしたくなる、様々なスパイスと織りなす季節の野菜をメインにしたカレーをぜひとも味わってほしい!