4日、韓国・聯合ニュースによると、釜山のある公務員が、大量のうつ病薬を服用して自殺しようとした住民の命を救った。資料写真。

写真拡大

2016年8月4日、韓国・聯合ニュースによると、釜山のある公務員が、大量の抗うつ剤を服用して自殺しようとした市民の命を救った。

釜山・水営区役所によると、先月30日の午後、Aさん(40)は住民センターの社会福祉8級の公務員であるペ・ムンギョン主務官(36、女性)の携帯電話にメッセージを送った。メッセージには「死ぬ前に電話をする人もおらず、一人寂しく旅立ちます。ありがとうございました」と書かれていた。Aさんは、日頃からうつ病がひどく持病もあり、ペさんが担当していた基礎生活受給者だったそうで、この日家族ともめていたことが分かった。Aさんは、メッセージを送る前に抗うつ剤を70錠服用しており、意識がもうろうとしている状態だったという。

家族と外出していたペさんは、Aさんに電話で言葉をかけ続け、一緒にいた夫のイ・ジュホさん(36)が119番通報した。Aさんはすぐさま病院の応急室に運ばれて薬物治療を受け、危険な状態を脱したとのこと。ペさんは「社会福祉の担当者として当然すべきこと。今後もAさんの様子を見守っていきたい」と話している。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部。

「まるで自分のことのように考えてくれる温かい人がいてよかった」
「だからペさんにSOSのメッセージを送ったのかもね。本当に素晴らしい。これからも頑張ってください」

「『死にます』というメッセージを送ってくるってことは、実は『助けてくれ』という意味なのでは?この社会福祉士さんは信頼のある人だったのだろう」
「死ぬ前に知人に電話するのは、半分は助けてほしいから。本当によかった。この世の中でお金なしに生きていくには相当な覚悟が必要」

「腐った公務員が多いと思ってたけど、まだ希望はあるようだ」
「こういう人にこそ、国の重要ポストを任せるべき」

「ある地方の公務員は人の命を救ったというのに、ある人は全国民を苦しめている」
「下っ端の公務員は誠実に頑張ってるけど、高位職のやつらは国民の99%を人間と思ってない」

「昔は分からなかったけど、今は(自殺をする理由が)分かる。いつからか生きるのではなく耐える日常になってしまった」
「生きづらい世の中だけど、残された家族のことを考えて生きてみよう」(翻訳・編集/松村)