スーパーGT第5戦富士は両クラスともポール・トゥ・ウイン!

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カルソニックもARTAも今季初優勝!

スーパーGT第5戦の決勝が富士スピードウェイにて開催され、ポールポジションを獲得したGT500クラスのカルソニックインパルGT-R、GT300クラスのARTA BMW M6 GT3がそのままフィニッシュ。共に見事なポール・トゥ・ウィンを決めた。

スタート時には気温33度と真夏日となった富士スピードウェイ。ポールポジションの12号車カルソニックと、2番手スタートの46号車SロードクラフトスポーツGT-Rが後続を引き離しにかかる。しかし、7周目終了時に15号車ドラゴモデューロNSXコンセプトGTが左リヤの足まわりにトラブルを抱えてピットイン。同時に64号車エプソンNSXコンセプトGTもタイヤ交換でピットインしてしまう。

さらに、10周目には37号車のキーパートムスRC Fがリヤウイングを失いスローダウン。そして、なんと前戦の覇者24号車フォーラムエンジニアリングアドバンGT-Rもピットイン、そのままリタイヤすることに。序盤から複数のマシンがトラブルを抱え、波乱を予感させる展開となる。

トップのカルソニックは後続に対してマージンを広げて快走。しかし19周目、GT300クラスのマシンがクラッシュの影響か、ボンネットが外れてコース上に落下。パーツ回収のためセーフティカーが導入される。24周目にセーフティカーランが終了すると、再びカルソニックとSロードのバトルに。

32周目、Sロードが先にタイヤ交換とドライバーチェンジのためにピットインし、本山哲から千代勝正にドライバーチェンジ。その翌周、モチュールとカルソニックも同時にピットイン。カルソニックはオリベイラから安田裕信、モチュールはクインタレッリから松田次生へドライバーチェンジしている。

しかし35周目。1コーナーでSロードの千代が大クラッシュし、そのままリタイヤに。これでトップを走るカルソニックは大きな後続に対して大きな差ができたことで余裕のあるレースを展開。危なげなくトップを快走し、2位に26秒ものマージンを築いてチェッカー。2戦連続のリタイヤの雪辱を晴らす、ポール・トゥ・ウィンの完全勝利を決めた。

これでGT-Rは開幕から4連勝と圧倒的な強さを見せている。ゴール後に星野一義監督は「残り周回数が少なくなるたびに、怖くてモニターを見ていられなかった。安田とオリベイラがうまくマシンを走らせゴールしてくれた。これはボーナス500万円だね!」と冗談交じりにコメントした。

2位には17号車のケーヒンNSXコンセプトGT、3位には100号車のレイブリッグNSXコンセプトGTとホンダ勢が表彰台を獲得した。

注目はウエイトハンデ84kgを搭載した1号車モチュールオーテックGT-R。3位からスタートし、4位でフィニッシュ。これにより、なんと次戦は100kgというハンデを背負って1000kmの長丁場を戦うことになった。もちろん、ポイントランキングはトップを維持している。

GT300クラスは、序盤からポールポジションの55号車ARTA BMW M6 GT3と、21号車ヒトツヤマアウディR8LMSの戦いに。そこに食らいついていったのがJAF GTの61号車スバルBRZ R&Dスポーツ。

レース終盤、着実にARTA M6との差を詰めていくヒトツヤマR8だったが、最終ラップにはテール・トゥ・ノーズまで差を詰めるものの追い抜くまでには至らず。

わずか0.1秒という差でARTA M6が見事勝利を飾った。後半スティントを担当した小林崇志は「今までで一番つらかった。こんなに追いつめられるレースはなかった。ピットからの応援で、頑張ることができましたね」とコメント。悲願の今季初優勝を喜んだ。

次戦は8月27日(土)〜28日(日)、鈴鹿サーキットで行なわれる。真夏の3連戦最終ラウンドは、年に一度の1000kmという長丁場のレース。ボーナスポイントが用意されており、各チームより一層気合が入っていること間違いなし。超強力な第3ドライバーを用意するチームもあるはず。夏休みの最後は鈴鹿サーキットで激戦を見届けよう。

(文:CARトップ編集部 原田貴俊/写真:増田貴広)