5日、仏RFI中国語版サイトは記事「中国の大洪水に初の証拠、夏王朝の謎を解明」を掲載した。中国最古の王朝である夏の成立にかかわった伝説の大洪水が実在していたとの論文が同日、米科学誌サイエンス電子版に掲載された。

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2016年8月5日、仏RFI中国語版サイトは記事「中国の大洪水に初の証拠、夏王朝の謎を解明」を掲載した。

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中国最古の王朝である夏。始祖である禹は、黄河の大洪水後の治水事業を成功させた功績で帝になったという。この伝説の大洪水が実在していたとの論文が5日、米科学誌サイエンス電子版に掲載された。

南京師範大学の呉慶竜(ウー・チンロン)教授率いる研究チームは、07年に青海省の黄河流域を調査していた際、伝説の大洪水のきっかけになった堆積物を発見した。地震によって水がせき止められ天然のダムとなり、その決壊によって洪水が引き起こされたという。16万立方メートルの水が流れ出し、黄河の水位は最大で通常時よりも38メートル高くなった。洪水の犠牲者の人骨を炭素年代測定法で検査したところ、洪水が起きたのは紀元前1920年と判明した。これまで夏の成立は紀元前1600年と推定されていたが、新発見により夏の歴史は紀元前1900年から始まった可能性が高いと研究員は指摘している。(翻訳・編集/増田聡太郎)