決勝の斎藤(左)対松井戦

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8月6日、福島県二本松近くのエビスサーキット南コースにて、自動車のプロドリフト競技「D1グランプリ」シリーズの第5戦が開催され、斎藤大吾が優勝。チャンピオンシップに王手をかけた。

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エビスサーキットは、プロドリフト競技発祥の地。D1グランプリ開催当初から毎年行われている”聖地”とあって、中には愛知県内から来られる方がいたほど。

名物はコーナーの高低差を利用した「ジャンプドリフト」で、今年のシリーズでは唯一車両が飛ぶとあって、朝から大勢のギャラリーが訪れていた。

トーナメント戦である決勝レース「追走」の出走順位を決める「単走」では、横井昌志が見事な走りで勝利。2位にランキング2位の川畑真人、3位に斎藤大吾がそれぞれ入賞を果たした。

「追走」では、斎藤のマシンが本調子ではないこともあり、「ストップ斎藤」の筆頭である川畑に期待がかかったが、まさかの初戦敗退! 横井は準決勝まで進むものの、松井に敗退。いっぽう斎藤は、盤石の走りで決勝戦へとコマを進めた。斎藤と松井の試合は、松井のミスが響き、斎藤の勝利。D1グランプリ始まって以来初となる、年間シリーズ5勝目を達成し、残り2戦を残して、チャンピオンシップに王手をかけた。

コースの外には、実際にマシンに触ることができるほど近づける、オープンスペースのピットエリアが大盛況。マシンを観察したり、記念写真を撮る姿が後を耐えなかった。また出展企業ブースでは、新商品の展示だけでなく、オリジナルグッズの販売があるとあって、こちらも賑わいをみせていた。

■ ファンも選手も一緒に楽しんだ「D1夏祭り」

レース終了後には「D1夏祭り」を開催。レースクイーンによる浴衣コンテストや、協賛酒造メーカーによる振る舞い酒、選手とファンによるゲーム大会で大いに盛り上がった。さらにレーサー自らが給仕する焼き肉やピザの提供される場所では、長蛇の列ができ、大勢の方が舌鼓を売っていた。祭りのフィナーレには花火が打ち上がり、大盛況の中、D1グランプリ第5戦は終了した。

D1グランプリシリーズは、第6戦が8月7日(日)に福島県・エビスサーキット、最終戦が10月22日(土)に東京・台場の特設会場で行われる他、エキシビジョンマッチとして、9月にロシアでも開催される予定だ。【東京ウォーカー】