自分とは至福である。呼吸はしあわせへの近道 後編【マインドフルネスでいまを生きる】

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では今、自分はどんな呼吸をしているでしょうか?
打ち寄せては引いていく波のように、繰り返し息が入ってはまた出て行く、その感覚は心地がいいでしょうか? それともどこか息苦しい感じがするでしょうか?
呼吸は心と身体とリンクしています。たとえば、怒っているときには呼吸が浅く荒くなります。なにかをまくしたてたり、怒鳴ったりしたあとにはーっと大きなため息をつくのはよくあるシーンかと思いますが、怒っていると呼吸が浅くなって吸う息が優位になっているので、はーっと吐いて調整しようとしているわけです。
もしいつもの呼吸が息苦しい感じ、浅いなという感じがするとしたら、それは心と身体も息苦しさを感じているということ。肩こりや腰痛、生理痛など身体の不調が現れていたり、なんとなくやる気が出ないとか、自信がない、プチうつっぽい......など心の不調が現れていたりするかもしれません。
講座などでいつもお伝えしているのは、マインドフルネスを練習する時間を毎日とる必要はなく、日常のすべてがマインドフルネスの練習になるということ。そして、そのほうが大切だということです。なぜって、前編でお話ししたように、今この瞬間にいること=至福だから。しあわせの時間が多いほうがいいじゃないですか。だから、自分の呼吸がどんなであるかにいつも気づいていることをおすすめしています。
そうはいっても、1日中自分の呼吸に気づいているのは難しいものです。最初は呼吸に意識を向けるシーンを決めておくといいとおもいます。たとえば、朝のトイレ、レジに並んでいるとき、信号待ちをしているとき、駅までの道のり......。日々のルーティンを呼吸を感じる時間に設定してしまいます。そしてそのシーンを徐々に増やしていけばいいのです。どうでしょう、これなら気軽にできそうじゃないですか?
今日の1枚:
夕暮れ時、風に吹かれて川面にさざ波がたっていました。川が美しいからと、そこにとどめておこうとしたらたちまちよどんでしまうでしょう。川は流れているからその姿を保っているわけです。循環と停滞。呼吸も同じように、きちんと吸ってきちんと吐いて、循環を生み出すことが大切だなとおもいます。
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