2016年8月2日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真の踏切横の標識には、「黄泉比良坂(よもつひらさか)」まで0.4kmと記されている。投稿者は「この踏切、渡っていいのか!?」というコメントを添えているが、かなり不安そうである。

いったい「黄泉比良坂」ってどこ?

「これは渡っちゃダメなやつだ」

冒頭ツイートには、こんなアドバイスが寄せられている。

......というのも、古代日本の神話の中に、イザナギが亡くなった妻・イザナミを追って黄泉の国(死者の世界)まで行き、やがて逃げ帰って来るというストーリーがある。その際、イザナギは桃の実を投げて追手を退けるのだが、そう、その黄泉の国と現世の境界こそが「黄泉比良坂」なのだ。

「あの世行きですか...」「これは渡っちゃダメなやつだ」「これ絶対夜中にダイヤに無い電車が通る奴やん!!」といったコメントが多い。

思わず神話の世界に引き込まれそうだが、現実の「黄泉比良坂」は島根県松江市の東出雲町揖屋にある。1940年に建立された「神蹟黄泉比良坂伊賦夜坂伝説地」の石碑もある。

黄泉比良坂(Nobuyuki Kondoさん撮影、Flickrより)

地元の人からは、こんなツイートも......。