TENGAと選挙、その意外な組み合わせで話題に

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参院選、都知事選、さらに秋には衆院選も行なわれる可能性があるなど、選挙続きの今年。特に参院選からは18〜19歳に選挙権年齢が引き下げられ、初の選挙ということでも注目された。

そんな中、ネット上で話題となっていたのが「『祝 選挙もTENGAも18歳解禁!〜投票行って、TENGAもゲット〜』キャンペーン」だ。アダルトグッズメーカーであるTENGAが選挙というお堅いネタに乗っかったのだ。

その内容は「#投票行ってTENGAゲット」のハッシュタグをつけ、参院選の投票済証明書の画像をTwitterに投稿すると、抽選で100名に「POCKET TENGA」1個と個包装コンドーム2個がプレゼントされるというのもの。(現役の高校生には個包装コンドーム2個のみ)

「弊社商品は18歳以上にしか販売していないんですよ。だから、選挙もTENGAも18歳デビューしてくれたら…と考え、キャンペーンを打ちました。ある意味、どちらも大人の権利じゃないですか。大人になったら思う存分楽しんでと」

というのは、同社の広報担当者A氏。発案者はTwitterの担当者だというが、一部では政治に関わるということで炎上リスクも懸念されたという。

「飲み屋での会話じゃないですが、やはり政治や宗教、スポーツの話題は二の足を踏みますよね。でも実際にやってみたら1件も批判や苦情はこなかったんですよ。あと意外だったのが女性の参加率です。女性応募者が約30%もいて驚きました」

今回のキャンペーンに限らず、同社が仕掛けるプロモーションはユニークで定評がある。

「何かあると、そのTwitterの担当者がブランドのトーンを守りつつ、ある程度自由にプレゼント企画をやったりしてますね。気がついたら結構拡散しているんですよ(笑)。そうした自由さがウケてるのだと思います」

実際、今回もTwitterのリツイートが4000以上となり、多くのWEBメディアでも取り上げられた。さぞや応募者も殺到したのだろう。

「いや〜それが100強だったんですよね。ほぼ全員当選ですかね…(笑)」

女性参加者も予想より多く、反響の割には意外に空振りな気が…。

「いえ、拡散されて、『選挙』がどんなものかを気にしてもらえたと思うのでいいんです。今の若い人のほとんどがSNSを活用しています。でも選挙となると関心も薄い。そんな日本の未来を担う若年層に『選挙の認知が広がれば』という気持ちもあったので」

ちなみに都知事選では特にキャンペーンの動きはなかったようだが、なぜなのか。

「東京都でやると次は他の県知事選、市長選なども…となってしまい、優先順位付けが難しいからですね。なので現状、国政選挙だけでと思ってます。ただ今後、そうした地方選挙などがあった場合、弊社の販売店『TENGA SHOP』と連動してイベントを開催するのも面白いかもしれません」

参院選後の7月11日、政府は10代の投票率が平均45.5%と発表した(18歳は51.2%、19歳は39.7%)。この数字は全体平均を下回る数字だ。例えきっかけはTENGAでも、選挙への関心が広がることは悪いことではないはずだ。

(取材・文/鯨井隆正)