5日、韓国の李明博政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。写真はソウル・漢江。

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2016年8月5日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の李明博(イ・ミョンバク)政権下で進められた河川の水質検査用魚ロボットの開発に際し、業者らから莫大(ばくだい)な金額の賄賂を受け取っていた容疑で起訴された研究員に実刑が言い渡された。

韓国水原地裁は5日、収賄などの容疑で起訴された韓国生産技術研究院所属のユ研究員(54)に対し、懲役7年と罰金1億6000万ウォン(約1460万円)、追徴金1億ウォン(約910万円)の支払いを命じる有罪判決を言い渡した。地裁は量刑理由として、ユ研究員が捜査の過程で虚偽の証拠をつくるなどし、誠実に業務に当たっている科学分野の研究員らの名誉を傷つけたと説明した。

ユ研究員は13年3月、魚ロボットを開発した2つの業者から1億ウォンの賄賂を受け取り、試作品を検収したように見せ掛け物品の代金9000万ウォン(約820万円)余りを受け取っていたとして起訴された。

この魚ロボットは10年、朝鮮半島の4大河川を運河で結ぶという大計画を打ち立てていた李明博前大統領の指示の下、4大河川の水質汚染を防ぐためとして57億ウォン(約5億2000万円)を投じ開発されたもの。しかし14年に行われた監査院の監査以前に9台中7台がすでに故障、また残る2台のうち1台はテスト中に故障し監査ができず、最後の1台は当初の目標とは懸け離れた性能数値をたたき出していた。

今回の判決を受け、韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「希代の詐欺」
「本当に罰を受けるべき人は?」
「すべての元凶、李明博はどうなる?」
「1億ウォンで7年なら、李明博は処刑ものだよ」

「57億ウォン…前大統領は詐欺容疑で逮捕できないの?」
「4大河川事業が国の経済をすべて駄目にした」
「李明博時代に行われたことにはすべて不正が絡んでいるとみていい」
「おもちゃの魚を作れと言った李明博も捕まえて」

「本当の大泥棒が他にいるのに自分だけ捕まって悔しいだろうね」
「でも今考えれば、朴槿恵(パク・クネ)よりは李明博の方がましだったな」
「出た!伝説級のがらくた、魚ロボット」
「頭には触らず尻尾だけを切り落とす。おかしな韓国」(翻訳・編集/吉金)