8月5日、中国国営テレビ・CCTV(電子版)は中国投資グループ・中欧体育投資管理公司がイタリアの名門サッカークラブ・ACミランの株式99.93%を買収するという内容の契約書が正式に調印された、と報じた。写真はACミランのロゴマーク。

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2016年8月5日、中国国営テレビ・CCTV(電子版)は中国投資グループ・中欧体育投資管理公司がイタリアの名門サッカークラブ・ACミランの株式99.93%を買収するという内容の契約書が正式に調印された、と報じた。

中欧体育投資管理公司は韓力(ハン・リー)氏をイタリアのミラノに代表として派遣し、ACミランを所有するフィニンヴェスト社のCEO、ダニーロ・ペレグリーニ氏と株式の譲渡に関する協議を行った上で両氏は正式に契約書にサインした。

双方の協議では以下の点が確認された。ACミランの価値は7億4000万ユーロ(約840億円)であるが、その中には2億2000万ユーロ(約250億円)の負債も含まれており、ACミランの株式99.93%の買収価格は5億2000万ユーロ(約590億円)となる。買収側はACミランの負債を減らし、財政状況を改善させる。そのため、中欧体育投資管理公司は3年以内にACミランに3億5000万ユーロ(約390億円)の投資を行うが、そのうち1億ユーロ(約110億円)分は迅速に投入される。

買収が完了した後、中欧体育投資管理公司はACミランに多数の役員を送り込み、新しい会長を選出することが可能になるが、現会長のベルススコーニ氏が引き続きクラブの名誉会長を務める見込みだ。今回の買収は中国資本が世界トップクラスに位置するプロサッカーのクラブを完全にその支配下に収めた最初の事例となる。(翻訳・編集/矢野研介)