[8.6 J1第2ステージ第7節 FC東京3-2磐田 味スタ]

 FC東京がジュビロ磐田に3-2で勝利し、篠田善之体制で2連勝とした。一方の磐田は第2ステージ白星なし(4分3敗)で16位に順位を下げ、苦しい戦いが続いている。

 試合はお互いの陣地にボールが行き来する展開。先制のゴールネットを揺らしたのはFWアダイウトンを中心に攻め込んでいた磐田だった。前半8分、右サイドからDF藤田義明が上げたクロスをFW森島康仁がヘッド。前節の選手交代時に不満の態度を見せたFWジェイに代わって先発出場した森島が名波浩監督の起用に応え、今季初ゴールを叩き込んだ。森島は得点後、ベンチの方へ駆け寄り、指揮官と抱き合った。

 1点を追う展開となったFC東京だったが、前半27分にFWムリキが藤田に倒され、PKを獲得する。これをムリキがやり直しを命じられながも、“2度”ゴール右に決め、同点に追いつく。これで流れを引き寄せたFC東京は同39分にもチャンス。ショートカウンターからムリキがPA左に侵入し、中央に折り返すと、フリーで走り込んだMF河野広貴が左足ダイレクトで合わせる。だが、これはミートせず惜しくもゴール左に外れてしまった。

 後半も意地と意地がぶつかり合う。磐田は後半7分、森島が敵陣深くでボールを奪うと、MF小林祐希につなぐ。小林は右から中央にスライドし、シュートコースを作って左足シュート。鮮やかな弧を描いたボールが左ポストの内側に当たってゴールに吸い込まれ、2-1。日本代表MFがバヒド・ハリルホジッチ監督の目の前で得点という結果を残した。

 FC東京も諦めない。右サイドを駆け上がったDF徳永悠平が上げたクロスをMF東慶悟がヘディングシュート。枠を外れていたが、ゴール前に詰めていたムリキが右足アウトで押し込み、2-2と再び同点とする。同31分には、森島にゴールネットを揺らされ、ヒヤっとしたがオフサイドに助けれられると、後半アディショナルタイム1分にドラマが待っていた。

 FC東京はムリキが、飛び出したGK志村滉に倒され、PA手前の左角あたりでFKを獲得。MF東慶悟が蹴り込んだボールはGK志村のパンチングに遭ったが、古巣対決のFW前田遼一が中央に折り返したボールを最後はMFユ・インスが左足で押し込み、決勝点。FC東京が3-2で激戦のシーソーゲームを制した。

 今季加入し、J3でプレーする機会が多かったユ・インス。後半31分に途中出場し、J1デビューを果たすといきなりJ1初ゴールを決め、MF米本拓司やMF橋本拳人を負傷で欠く状況にあるチームを勝利に導いた。試合後のヒーローインタビューでは「ピッチに立っている全選手が諦めずにゴールに向かったことで得点のチャンスが巡ってきたと思う。(J1デビュー戦だったので)この試合には勝ちたいという気持ちが強かった。得点も決めて絶対勝ってやろうと思っていた」と振り返った。


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