よく言ってない?知らずに「子どもを傷つけている」親の言動3つ

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最近、子どもの話をじっくり聞いていますか? 忙しい毎日を送っていると、ついつい面倒になり適当に返事してしまうこともあるのではないでしょうか。けれども、大人が思っている以上に子どもの心はデリケートです。何の悪気もなく言った言葉が、子どもの心を傷つけていることもあるのです。

そこで今回は、小学校の教師から独立して、現在は子ども教育デザイナーとして活躍する下村健士さんに、“知らず知らずのうちに子どもの心を傷つけているNG行為”についてお聞きしました。

 

■1:「なんで?」

例えば、授業参観で自分の子どもだけ手をあげなかったとしたら、どのように子どもに声をかけたらいいでしょうか? よく言ってしまいがちなのが、「なんで、授業参観で手をあげなかったの?」という言葉。

「なんで」は“尋問の言葉”だといいます。このように聞かれると子どもは言い訳しか返すことができなくなります。そして親は、言い訳ばかりする子どもを許すことができません。結果、頭ごなしに怒ってしまうという悪循環を生むことになるそうです。

オススメなのは「どのようにすれば、手をあげられるようになるの?」と聞くこと。 子どもたちは、子どもなりに今までの経験からいろいろな知恵を身につけています。成功、失敗という目先の結果に目を向けるのではなく、その成功や失敗という経験もいかし、どのように次につなげるかが最も重要だといいます。

「どのようにすれば」(How)で質問してみると、 思考が未来志向になり、 色々なアイデアが出てきます。子どもたちが、親の命令や指示で動くのではなく、 自分で考える力を身につけていくためには、普段何気なく使っている質問をどんなフレーズで言うかということが大事です。

ちょっと言葉を意識するだけで、 子どもの心の成長はガラリと変わってくるそうです。ぜひ、試してみてくださいね。

 

■2:イライラして頭ごなしに叱る

子どもが文句をいうとついイライラしてしまい、頭ごなしに叱ってしまうことはありませんか? 下村さんによると、文句の中にその子の大切な価値観が含まれていることがあるといいます。

例えば、食事の用意がいつもより遅くなり、子どもから「ねえ、まだ〜? 早くして」なんて言われた場合、ついつい「文句ばかり言わないで、我慢しなさい! ちょっとは手伝ったらどうなの?」などと言ってしまいがち。

ですが、子どもにしたら、いつも親から「きちんと時間を守りなさい」と言われているのに“どうして親は約束を守らないのに、自分ばかり怒られるんだろう”とムカムカした気持ちになってしまいます。その子にとって“時間を守る”ということは、普段、教えられてきた大切な価値観が含まれています。

なので、そんな時は「ママはいつも●●ちゃんに時間を守ってと言っているのに、自分ができなくてごめんね。ママも頑張るから、●●ちゃんも手伝ってくれたらうれしいな」と、子どもの価値観を理解し、尊重した対応をとりましょう。

 

■3:他の人の前で子どものことを悪く言う

せっかく褒められているのに、つい謙遜してわが子のことを悪く言ってしまうことはありませんか?

例えば、「●●くん、すごく優しくていいわね」とママ友や学校の先生などが子どもを褒めたとします。

こんな場合、ついつい「いいえ、家の中では弟をいじめています」などと言ってしまいがち……。それを見た子どもは、“ママは僕のことを悪く思っているんだ”と悲しい気持ちになってしまいます。

ほめられたことを、“否定”という形で成立させるのではなく、せっかく褒めてくれたのですから、ママ友たちに「ありがとう」と嬉しそうに伝えてみましょう。それを聞いた子どもはきっと嬉しくて嬉しくてたまらない気持ちになるはずです。

 

いかがでしたか? 子どもの心を傷つける言葉を考える時には、子どもの時に親から言われて嫌だった言葉を一度棚卸しすることをオススメします。人は、自分の親にされて嫌だったことを自分の子どもにしてしまう傾向があるそうです。

“されて嫌だったことは人にはしない”ということは当たり前のことなのですが、自分ついつい見落としがちになることもありますね。負の循環を断ち切るためにも、一度そんな時間を取ってみるとよいでしょう。

(ライター 高瀬真澄)

 

【取材協力】

※ 下村健士・・・子ども教育デザイナー・プロコーチ。小学校の教員時代、学校の中では、子どもたちが、先生の言われたとおりに行動することを求められ、自分で考えて行動する機会がないことに疑問を感じる。子ども時代に、一番大事なのは、信頼できる大人や仲間と出会えること。勉強を教える前に、子どもの話をじっくりと聞いて、その子にしかないダイヤモンドの原石を一緒に探す、そんな教育スタイルを日本に広めていくことが夢。フリースクール「さくらんぼ学園」を主宰する傍ら「子どもとの関わりが必ずうまくいく」をテーマに日本全国で公演活動を行っている。

 

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