家づくりを民主化するための、5日でつくれる「モジュラーハウス」

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ある夫婦が考案したオープンソースのモジュラーハウスは、より安く、より速く、より簡単に、人々が自らの家をつくることを可能にする。設計図はシェアすることができ、増築や改良も自由に行える。家不足を解決するための、「家づくり」を民主化するアイデアである。

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※本誌VOL.24「新しい都市」特集にて、アレハンドロ・アラヴェナへのインタヴューを掲載。

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『WIRED』日本版、最新号VOL.24は「NEW CITY 新しい都市」 特集!

8月9日(火)発売の最新号『WIRED』VOL.24は「新しい都市」特集。ライゾマティクス齋藤精一と歩く、史上最大の都市改造中のニューヨーク。noiz豊田啓介がレポートするチューリヒ建築とデジタルの最前衛。ヴァンクーヴァー、ニューヨーク、東京で見つけた不動産の新しいデザイン。未来の建築はいま、社会に何を問い、どんな答えを探していくのか。第2特集は「宇宙で暮らそう」。宇宙でちゃんと生きるために必要な13のこと、そして人類移住のカギを握るバイオテクノロジーの可能性を探る。漫画『テラフォーマーズ』原作者が選ぶ「テラフォーミング後の人類が生き残るための10冊」も紹介する。そのほか、NASAが支援する「シンギュラリティ大学」のカリキュラム、米ミシガン州フリントの水汚染公害を追ったルポルタージュ、小島秀夫+tofubeatsの「未来への提言」を掲載!

自分の家を建てるには一般的に、多くの技術的なノウハウやお金、そして忍耐力が必要だ。「Open Building Institute」(OBI)はこれを変えたいと考えている。

Kickstarterで資金を集めるOBIは、現在の住宅モデルのオルタナティヴとして「オープンソースの住宅建設フレームワーク」を開発し、住宅不足の問題を解決しようとしている。

OBIのツールキットには、建築物を建てるだけではなく、電力や水の取得方法といった家を建てるためのあらゆる要素が含まれている。OBIによれば、プランは1軒丸ごと建てるものはもちろん、温室だけをつくりたいというリクエストにも対応しており、必要に応じてモジュールを追加することもできる。家族が増えるに従って、あるいはほかの要望が生じたときに家を増築することができるのだ。

家はたった5日で建てることができる、とOBIは説明する。

人々に自分の家を建ててもらうことを目的とする一方、OBIは多くの人が決してそう希望していないことも理解している。そこで、建設業者がそれぞれのサーヴィス内でこのモジュールハウスを扱えるように、業者向けのワークショップも行う予定だという。

このオープンソース建築のうれしいおまけは、人々がそれぞれの個人的な要望に合わせて設計の改良に取り組み続けることができ、かつそれをコミュニティと共有できるということだ。

Kickstarterで8万ドルを集めることを目指すこのプロジェクトにて、OBIは本当に低コストの住宅を提供する、と約束している(約70平方メートルの住宅をつくるための資材料は約2万5,000ドル)。

このキャンペーンに出資する人は、1万ドル以上のオプションを選択しない場合は自分で資材を調達する必要がある。もっと少ない予算でベータ版のツールキットだけを希望する人は、8ドルから出資することができる[編注:キャンペーン期間は終了し、約1,900人から11万ドルが集まっている]。

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