子ネコを救出するために愛車を破壊した夫婦に拍手喝采

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当サイトでは何度も、ネコが車の中に入り込んでしまう事態についてお伝えしてきた。日産の猫バンバンが盛り上がっていることや、車の中から助かったネコの画像集。イケメンすぎる英国海軍の大尉が車の中からネコを救出、なんてのもあった。どうやら、ネコは車の中に入りやすいようだ。

この度もまた、ある夫婦によって1匹の子ネコが車の中から救出された。なんと彼らは、子ネコを助けたい一心で大切な車を破壊したのだとか。詳細をお伝えしたい。

・生後6週間の子ネコが車の中でいなくなる

米フロリダ州在住のデニス・ウィリフォード=ニールさんとその夫が、生後6週間の子ネコを引き取って、車で家に帰ろうとしたときのことだ。車の中で、突然、子ネコの姿が見えなくなったのである。しかしネコの鳴き声は聞こえる……そう。ネコが車のどこかに潜り込んでしまったのだ。

急いで探しまわったところ、子ネコはグローブボックスの下にあるすき間によじ登り、ダッシュボードの下に入ってしまったことが判明した。

・20時間経っても出てこない……

当初、2人はエサや水で子ネコをおびき寄せようとしていたそう。けれども状況は変わらず、夏の暑い中、20時間経ってもネコは姿を現さない。困り果てたデニスさんは、Facebookページで状況を説明し、人々のアドバイスや助けを求めた。

すると彼女の声を聞きつけた多くの人々が集結。自動車修理会社「Spada’s Total Auto Repair」も、無料でネコ助けを申し出てくれたという。

・自動車修理会社の助けを借りて救出スタート!

駆け付けた修理会社に、デニスさんらは「車のことはどうでもいいので、ネコを助けて下さい」と告げたそう。その潔さに修理会社もちょっとビックリしたようだが、すぐに車の大解体が始まった。

ステレオ、エアコン、センターコンソールなどが次々と外され、ダッシュボードにノコギリが入れられる傍らで、デニスさんらは始終ネコの身を案じていたという。

修理会社の尽力の末、ついにネコは助かることに。ネコはお疲れ気味で軽い脱水症状に陥っていたが、怪我はなかったようだ。良かった! しかし一方の車は、バラバラになってしまったのだった。

・大切にしていた車

実はデニスさんたちにとって、この車は思い入れが強い存在だった模様。デニスさんの夫が、1年以上自転車通勤をして貯めたお金で購入した念願の車なんだとか。

それでも2人は、自分たちの判断を全く後悔していない。「同じ事態が起こったらもう1度車を壊します」「ネコが助かれば、車はどうでもいいです」とそれぞれ語ったということだ。

今回壊された車は、95年製のシボレーモンテカルロ。ということで、子ネコはモンテと名付けられたのだった。

現在ではクラウドファンディングサイトにて、車の修理費の寄付が募られており、多くの人が「自業自得だ」などと突き放すことなく、快く彼らに寄付をしているそうだ。

救助に関わった修理会社によると「ここまで思い切って決断出来る人は、そういない」とのこと。たしかに大切な車を壊すことを躊躇してしまいそうだが、いやいや、同じ状況に立たされれば、この夫妻のような英断を下す人は多いはず。そうですよね?

参照元:The Dodo、GoFundMe、CBS12.com(英語)、Facebook
執筆:小千谷サチ

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