SNSで出回る「高額アルバイト」で新手の詐欺?「荷物代行」や「荷物転送」に注意

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学生時代、クチコミなどで一度は目にすることがあるのが「高額アルバイト」だろう。
この「高額アルバイト」は、健全なものから、ちょっと怪しいものまで、都市伝説的な会話ネタとなっているものまである。

しかし、今、出回っている「高額アルバイト」は、絶対に真に受けないほうが良いようだ。

●「荷物転送」で格安SIMを勝手契約?
国民生活センター」では、荷物代行や荷物転送といったアルバイトに応募したところ、勝手に格安SIM(MVNO)を契約されていたという相談が寄せられているという。

報告されている事例の手口はこうだ。
・SNS経由で高額なアルバイトがあると紹介される
・アルバイトに申し込むと、「登録に必要」と言う理由で、
身分証明書や個人情報の提出を求められる
・個人情報の提出後、自宅に荷物が届き、それを別の場所に転送させられる

というもの。

1件の転送作業をするだけで、3000円〜5000円の報酬が得られるという、うますぎるハナシだそうだ。

しかし、この行為が、詐欺行為に加担させられている可能性があるという。

カラクリは、下記のようなことになっているという。
・身分証明書や個人情報を送った時点で、格安SIM(MVNO)やスマホを不正契約させられている
・勝手に契約された格安SIMやスマホが、自宅に届けられる
・「アルバイト」だと騙されて、ほかの場所に荷物を転送させられる
・転送された格安SIMやスマホは、振り込め詐欺などの利用されている可能性がある

というのだ。

●「荷物代行」「荷物転送」には絶対に応募しないこと
この高額アルバイト詐欺を防ぐために「国民生活センター」は、以下の注意を促している。

・「荷物代行」や「荷物転送」のアルバイトには絶対に申し込まない
・身分証明書や口座情報という個人情報は安易に教えない

というものだ。

不正契約された格安SIMが犯罪に利用された場合、
転送した自分が警察の捜査対象になる可能性がある。

また、スマホを無断で譲渡する(この場合は「荷物転送」など)と、
携帯電話不正利用防止法に該当する可能性もある。

●格安SIMのネット申し込みが悪用されている?
このような事例は、大手ケータイキャリアでは発生していないそうだ。
ネット申し込みが可能で、対面販売する必要の無い格安SIM(MVNO)の特徴を利用した新しい手口のようである。

格安SIMや格安スマホは、インターネットさえ使えれば、誰でも手軽に申し込めるのがメリットだ。この手軽さを逆手にとって、悪用されてしまっているようだ。

SNSで出回ってくる高額バイト、大変注意する必要がある。


「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトにご注意!(速報)|国民生活センター
「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトにご注意ください!|日本インターネットプロバイダー協会
「荷受代行」・「荷物転送」アルバイトにご注意ください。|MVNO委員会



布施 繁樹