ユナイテッドアローズ、在庫強化でEC売上2割増

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 ユナイテッドアローズが、2017年3月期第1四半期決算を発表した。連結売上高は329億4,700万円(前年同期比102.7%)、営業利益は21億300万円(同75.3%)、経常利益は21億1,200万円(同75.5%)で増収減益。東京・青山の「エイチ ビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)」といった賃貸料や人件費、宣伝販促費等の増加により、販管費率が48.1%(同+2.4pt)と上昇したことが減益の一要因となった。 ユナイテッドアローズ17年3月期第1四半期の画像を拡大

 同社は、今期の経営方針として掲げる「お客様大満足から大感動へ!〜お客様に伝わる具体的進化を遂げる〜」の達成に向けた重点取組施策として「ココロを動かすモノ作り」「驚くほど便利で使いやすいEC」「感動レベルの接客体験」に取り組んでいる。 「ココロを動かすモノ作り」では、コンセプトを"Real Clothing With Creative Styling"と定め、スタイリング提案力の強化や「お客様の半歩先を行く先駆性商品」「トレンドを取り入れた時代性商品」「トレンドに左右されずに売れ続ける独自性商品」の構成比など、基本商品政策の見直しに着手。また、各ブランドのコンセプトに基づき、価格軸とファッションテイスト軸で再配置したブランドポートフォリオを作成している。「ブランドポートフォリオと各ブランドの現在のポジショニングを比べ、コンセプトと合致している部分とズレている部分を再認識している」と竹田光広代表取締役社長。ターゲット層を明確に設定してMDの最適化に繋げるほか、カバーできていない領域を可視化することで新規事業の開発にも繋げていく方針だ。「驚くほど便利で使いやすいEC」ではトップセラー商品を中心にネット通販店舗の在庫配分を強化するなど、販売機会ロスの軽減に取り組み、単体のネット通販売上高は42億円(同126.4%)と大幅に伸びた。ハウスカード会員とオンラインストア会員を統合したサービスの開始に向け、リアル店舗とオンラインストアの連動強化にも取り組んだ。また、「感動レベルの接客体験」では、店舗覆面調査の内容などの見直しを実施している。