自分とは至福である。呼吸はしあわせへの近道 前編【マインドフルネスでいまを生きる】

写真拡大

マインドフルネスとは、今この瞬間を生きることです。そのために、身体の感覚や呼吸を使います。これらは、わたしたちが体感できる今この瞬間の現実だからです。思考するのではなく、感じること。そしてその感覚を否定せず、消そうとせず、ただ認識すること。これがポイントになります。鼻から息を吸ってみます。そうすると、空気が鼻の穴を通る感覚や身体が膨らむ感覚を感じられるとおもいます。息を吐いてみると、温められた空気が鼻から出ていく感覚、身体がしぼんでいく感覚があるでしょう。自分の呼吸をただ観察するのはマインドフルネスのベーシックな練習です。さて、では5秒前にしていた呼吸の感覚を感じることはできるでしょうか。
それがたった5秒であっても、そのもう過去になってしまった呼吸を「感じる」ことはできないでしょう。でも、過去の呼吸によって身体がどんなふうに感じたかを「思い出す」ことはできるかもしれません。今している呼吸を感じるということは、今この瞬間を感じるということです。そして、過去の呼吸を思い出すということは、過去を思考している状態です。これが感じることと思考することのちがいです。
さて、では、今この瞬間を生きると何が起きるのでしょう。大雑把に言うと(でもずばり本質だとおもいますが)、自分とは至福であると気づいているということが起きます。以前お話しした、自分の本質「永遠の愛の意識」に還るということです。私たちはたいてい、未来のことを思考して不安になったり、過去のことを思考して恐れを抱いたりしています。でも、今この瞬間、その息を吸って吐いているその一瞬一瞬に、自分が「問題だ」と思っていたそれはあるでしょうか?
今この瞬間を生きる、ということは自分の思考が作り出した不安や恐れから自由になること、そうして自分が本来は変わる必要も変える必要もない至福の存在であると知っているということです。私たちは、しあわせになるためにお金や時間をかけて何かを学んだり、自分を磨いたり、いろいろなことをします。でも、そんなことをしなくても、しあわせはとっても身近なところにあるわけです。
今日の1枚:
夏らしい入道雲。8月に入ると、暑さは厳しくなりますが、そこここに秋の気配も感じられます。夏には秋も含まれているし、秋には冬も含まれているし、冬には春も含まれています。ということは、夏には秋も冬も春も含まれている、ということですねえ。後編に続く>>

>>マインドフルネスでいまを生きる連載記事一覧
相手を受け入れるマインドフルに話を聞く 前編・後編
自分の面倒は自分で海が教えてくれること 前編・後編
思考はオフ、今の気分を大切に 前編・後編
自然を愛でることは自分を愛でること 前編・後編
今この瞬間の身体を感じる練習 前編・後編

この記事を気に入ったら、いいね!しよう。
Facebookで最新情報をお届けします。