世界大会出場シェフが考案!ドンクに111周年記念パン
8月8日(月)に創業111周年を迎える、ベーカリーショップのドンク。これを記念した「111th Anniversary 〜ドンク創業111周年記念フェア〜」が、8月1日からスタートした。8月14日(日)までの期間、ドンクとドンク エディテの店頭に、8種類の期間限定商品が並ぶ。
【写真を見る】オリーブオイルを使用した軽やかなブリオッシュに、トマトのゼリーがマッチ!
今回の商品を開発したのは、ドンクが誇るトップクラスのパン職人である、瀬川洋司氏と茶山寿人氏。2016年2月にフランス・パリで開催されたパンの世界大会「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジュリー」に出場するなど、世界を舞台に活躍する2人のシェフが、その技術力を存分に発揮している。通常商品ではなかなかお目にかかれない、珍しい食材の組み合わせもポイントだ。
■ 見た目はハード、食べるともっちり「パン・ペイザン」
瀬川氏が考案した「パン・ペイザン」(648円)は、「クープ・デュ・モンド」の本選で作ったパンにアレンジを加えた一品。パンの表面に入った大きな割れ目は、手で生地にくぼみをつけた後に、めん棒で一気に伸ばしていく、伝統的な製法を用いている。全粒粉とライ麦粉を使用しており、素朴ながらも優しい甘味が際立つ。
瀬川氏が「朝食向けのパン」と話す「パン・ミエル シトロン」(432円)は、砂糖を使わず、レモンの花からとれたハチミツと牛乳のみで、甘さを出している。目の詰まった生地が特徴で、トーストするとより歯切れが良くなるそうだ。瀬川氏はこの他に、ホワイトチョコに抹茶を合わせた「抹茶ショコラブラン」(216円)、イベリコ豚ベーコンの旨味を贅沢に楽しめる「ポークイベリコ グルマン」(368円)を担当している。
■ トマト風味ゼリーが乗った夏向けブリオッシュ
茶山氏も趣向を凝らした4種類のパンを開発。なかでも記者が興味を引かれたのは、「南イタリア産トマトのポンプ・ア・ルイユ」(260円)だ。「111周年という節目の年に、新しい挑戦をしたかった」と話す茶山氏がトッピングに選んだのは、トマト風味のゼリー。ツルッとした舌触りが斬新で、冷やして食べるのもおすすめ!
ベースとなっている生地はブリオッシュだが、バターの代わりにオリーブオイルを使用することで、軽やかな食感に仕上げているという。南イタリア産トマトやクリームチーズも乗り、ワインに良く合うおいしさだ。
他の商品も手の込んだものばかりで、2種類の桃を使った「ピーチメルバ」(303円)、シトロンのすっきりとした酸味が印象的な「エスカルゴ・シトロン」(281円)、紅茶とカシスの相性を楽しめる「ブリオッシュカシス・オ・テ」(303円)がラインアップ。シェフのこだわりが詰まった111周年記念パン、この機会にぜひ味わってみてほしい。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】