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東京では梅雨も開け、いよいよ夏本番! ただ、暑くなってくると寒い冬は影を潜めていた害虫や害獣たちも活動が活発になってくる時期でもあります……。家のなかに潜む蚊やゴキブリといった害虫と、鳩、ハクビシン、ネズミといった害獣について、その対処法についての記事をまとめました。

ゴキブリに蚊、害虫には薬剤が効果的

あの不快な「プーン」とおさらば! アース製薬に聞く蚊対策
(2016年6月7日掲載)

“「蚊を家に入れないことなど不可能です」
蚊は、そもそも人間の体温や匂い、呼気(吐く息)に含まれる二酸化炭素などを感知して、人に寄って来るのだと言う。だから、どんなに扉や窓を厳重に閉めても、家に出入りする際に、人の体や服について家の中に入ってきてしまうと言うのだ。”

【画像1】住宅街に生息する蚊は主にこの2種類。左:「ヒトスジシマカ(ヤブカ)」。日中に活動するが、気温が30度を超えると、高温を嫌って日陰に入る習性があるため、文字通り、「藪」に潜んでいたりする。家の中には入ってこない。/右:「アカイエカ」は、夜から朝にかけて活動する。家の中に入ってきて人を刺すのは、こちらの種類だ(画像提供:アース製薬)

【画像1】住宅街に生息する蚊は主にこの2種類。左:「ヒトスジシマカ(ヤブカ)」。日中に活動するが、気温が30度を超えると、高温を嫌って日陰に入る習性があるため、文字通り、「藪」に潜んでいたりする。家の中には入ってこない。/右:「アカイエカ」は、夜から朝にかけて活動する。家の中に入ってきて人を刺すのは、こちらの種類だ(画像提供:アース製薬)

“どんなに頑張っても、家の中に蚊が入ってくることは防げないとなると、今度は、家の中に入って来た蚊をなんとかするしかない。どうすればいいのか。渡辺さんの答えは明快だ。

「それには、家の中を『蚊に刺されない空間』にすることです」

「電源を入れて使う液体蚊取りのように薬剤を揮散させるタイプの蚊取り器なら、薬剤が常に出ていて家の中に充満しているため、蚊が人の体や服について家の中に入ろうとしても、家の中に満ちている薬剤をいやがって入ってきにくくなります。常にスイッチを入れておくことで薬剤の濃度を一定にキープしておけば、仮に入ってきたとしても、10分程度でポトッと床に落ちるでしょう」(渡辺さん)”

◎春到来! わが家のゴキブリを徹底的に退治するには?
(2016年4月12日掲載)

“「確かに、家電製品の裏側や中、段ボールの隙間など、暖かいところで冬を越したゴキブリが、春になると出てき始めます。当社の『毒餌剤(どくじざい)』も、一番売れる時期は5月。出てきたゴキブリの姿を目にして購入する人も多いのでしょう」”

【画像2】左: アース製薬が勧めるゴキブリ駆除スケジュール。春先と夏、ゴキブリが爆発的に増える前の時期が駆除のベストタイミングだ

【画像2】左: アース製薬が勧めるゴキブリ駆除スケジュール。春先と夏、ゴキブリが爆発的に増える前の時期が駆除のベストタイミングだ

“目の前に現れたゴキブリをすかさず仕留めるには、直接ゴキブリにかける殺虫スプレーが有効だ。ただし、「ゴキブリを1匹見つけたら100匹いると思え」という通り、その背後にはもっと多くのゴキブリがうごめいているはずだと言う。”

“では、ゴキブリがすでに家に侵入していて、卵まで産んでいるとなったら、まずどうしたらいいのだろう?
「ゴキブリは暗い隙間に巣をつくって集団で身を寄せ合っています。駆除するためには、細かい隙間に薬剤が届きやすい『くん煙剤』を焚くのが有効です」(渡辺さん)“

“「いきなり『くん煙剤』を焚くのは自分にはハードルが高いという方には、『毒餌剤』だけでも構いません。それなら、家の中に置くだけなので手軽です。いずれにせよ、無理のないやり方で、継続的にゴキブリ対策を講じることが重要です」(渡辺さん)”

鳩に住みつかれたら早めの対応が肝心

◎ある日ベランダに鳩の巣が![前編] 実録・子育て&鳩被害
(2016年5月16日掲載)

“「鳩が住み着いて酷い目に遭った!」という話を耳にすることがありますが、そういう事態は誰にでも起こる可能性があります。実際に筆者も「鳩の恐ろしさ」を体験した1人。鳩から受ける被害はどんなに大変なものか、そのドキュメンタリーをお伝えします。”

【画像3】両親からえさをもらい、日々大きくなる雛たち(写真撮影:金井直子)

【画像3】両親からえさをもらい、日々大きくなる雛たち(写真撮影:金井直子)

“ここまでは、鳩が子育てする様子や雛が卵からかえって成長する姿を見て、正直、わくわくしている筆者でした。でも、この間、ベランダを掃除することもできず、徐々に糞の汚れが積もっていくことにあせりを感じていきます。巣立ったら掃除を頑張ろうと考えていたのですが……。”

“でも、雛は一向に巣立たないし、追い出しても追い出しても、夕方にはまたベランダに親子4羽で戻ってきます。
そんな事態を見て、筆者はようやく「鳩は安全な場所を見つけると、そこを自分の家と認識して住み着くこと」、さらに「そこで年に何回も卵を産み、子育てをすること」を知ったのです。無知とは恐ろしい!”

◎ある日ベランダに鳩の巣が![後編] 被害に遭う前に対策を
(2016年5月17日掲載)

“「鳩から受ける被害で一番避けたいのは健康被害です」と大橋さん。
「糞があるからといって、直ちに健康被害につながるわけではありませんが、小さなお子さんや、ご高齢の方、免疫力が低下している方はリスクが高くなります。健康被害で多いのは、ダニアレルギーや喘息です。また、クリプトコッカス症(カビの一種によって起こされる感染症)等の感染症にも気を付けなければなりません」”

“「鳩対策で最も大切なのは、レベル1の段階で、鳩に『居心地の悪い場所』だと認識させることです」と大橋さん。
鳩はまずベランダの手すりにとまり、様子を見ます。手すりや床に落ちた糞を除去しないでいると、鳩は自分の臭いがある場所=自分の場所と認識し安心感を抱くので、ベランダ内にまで入られることになります。”

【図1】鳩被害 4レベル(取材をもとに筆者作成)

【図1】鳩被害 4レベル(取材をもとに筆者作成)

“「近くの高い場所や家の屋根に鳩がいたら、要注意です。鳩は安全な高いところから下の様子を観察します。被害レベル1〜2の段階で鳩が寄り付かないようにしておくのが理想です。もし、鳩被害レベル3〜4まで進んで、手に負えなくなってしまったり、屋根上など個人では対策しづらい場所であったり、糞の除去が自分ではできないといった場合には、鳩対策業者に依頼することを視野に入れましょう。いずれにしても、早い対応が肝心です」”

ねずみやハクビシンの駆除は専門業者に依頼を

◎天井裏からゴソゴソ……ハクビシンかも!? 駆除方法は?
(2015年12月21日掲載)

“「家のなかにすみついたハクビシンが人間に与える一番の被害は、騒音です。ハクビシンはおもに天井裏にすみ着きますが、体長50cmから60cmくらいの大きさなので、バタバタとした足音が響きます。しかも夜行性なので、人間が寝る時間にうるさくなりますね。また、子どものハクビシンの場合、高い声でピーピー鳴くのでうるさいと思います。
あとは、糞尿被害です。一回でコップ一杯分くらいの排尿をするので、天井に大きなシミができ始めます。なかには、部屋のなかにポタポタと垂れてくるケースもあります。さらに、糞尿が原因となり、ダニが発生するという被害も無視できませんね。ハクビシンが入り込んだ住宅は、とにかく不衛生な状態になるといえます」(木村さん、以下同)”

【画像4】軒裏に忍び込んだハクビシン(出典:日本ペストコントロール協会)

【画像4】軒裏に忍び込んだハクビシン(出典:日本ペストコントロール協会)

“では万が一、住宅に侵入されてしまったら、どのように退治すればいいのでしょう……。

「市販されている忌避剤の効果は一瞬で、ほぼないので捕まえるか追い出すかしかありません。そのため、屋根裏に人が潜り込んで、追い出すことも多いです。家の構造が複雑な場合はワナを仕掛けることもあります。檻カゴを使ったワナでの捕獲が一般的ですが、仕掛けたあとすぐに捕まる場合もあれば、なかなか捕まえられない場合があり、対応期間はハクビシンの個体差によって異なります。

追い出すことや、捕まえることができても、監視カメラなどを1週間ほど設置し、本当に追い出しが完了したか確認しています。追い出せたことが確認できたら侵入口を塞ぎます」”

◎秋・冬がオンシーズン! ねずみ駆除の方法とは?

(2015年10月28日掲載)

“「家に出没するねずみは、主に“ドブネズミ”と“クマネズミ”、そして “ハツカネズミ”の3種類。床下の通風口や軒下や屋根などの隙間、マンションだと排水管やエアコンの室外機の配管などからも入ってきます。1.5〜2.0cmほどの隙間があれば通り抜けることができるので、建物のあらゆる隙間から入ってくる可能性があります」(江口さん、以下同)”

“「被害は大きく分けると、“不衛生”“悪臭”“破損”の3つです。屋外の汚れやダニ、ノミを付けて動き回り、移動しながら多くの抜け毛や糞も落とすので、室内の衛生状態が悪化します。さらに、物をかじる習性があるので食品被害はもちろん、天井裏や壁内に忍び込み電気等の配線、柱や扉などをかじり傷つけます」”

“「ネズミは容易に捕まりません。とくにクマネズミは警戒心が強く知能が高いため、はじめは罠にかかっても学習し、知恵を付ける前の子ねずみ以外は罠にかからなくなってしまいます。すべてのネズミを駆除するには罠による捕獲だけでなく、計画的な追い出しや侵入口の閉そくを実施しなければなりません。技術と経験をもったプロに依頼するのが確実だと思います。見積もり調査は無料の業者がほとんどなので、一度相談すると良いでしょう」”

“すみついている場合は、平均的には2〜3匹、多く見つかるときは20匹にものぼるとか。完全駆除には平均2、3カ月かかるそうです。気になる費用ですが、一般的な一戸建て(20坪以下)で約15万〜25万円。アパート・マンションなどは30万円〜、大規模マンションでは100万円を超える事もあるそう。”

・まとめ
家で害虫・害獣が潜んでいると思うと心が休まらないもの……。もし自宅で出くわしてしまったら、正しい対処法で早めの対策をしよう。