2013年の東京モーターショーで披露されたEVコンセプトカーの「ニッサン ブレードグライダー」。2016年8月4日に、オリンピックが開催されるブラジルのリオデジャネイロで最新のプロトタイプが公開されました。

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車名からも想像できるように「滑走するように走るクルマ」がテーマ。何といっても外観で目を惹くのは、超ナローのフロントトレッドと、高い空力性能と安定したハンドリングを実現するというワイドなリヤトレッド。

矢先形状の車体部分に設置された運転席には、広々としたレッグルームが広がり、コックピットは継ぎ目のないウィンドスクリーンを採用。3シーターのどこに座ってもパノラミックな景色が楽しめるそうです。

また、同車専用のステアリングコントローラーには、バッテリー残量、速度、回生モード、トルクマップなどを表示する最新型ディスプレイを搭載。

さらに、センターディスプレーの左右に配された2つのスクリーンには、フロントホイール後方に搭載したカメラにより、斜め後ろの映像が映し出されます。カメラはドアミラーの役割も果たすだけでなく、空力性能の向上にも貢献します。

技術面のトピックスは、英国のWilliams Advanced Engineering(ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング)が開発したバッテリー(5個の電池モジュールから構成する220kWのリチウムイオンバッテリー)、モーター技術を動力源としている点で、左右のタイヤに設置された130kWの電気モーターにより後輪を駆動。

「滑走するように走るクルマ」を掲げるだけに、プロトタイプの最高時速は190km/hに達し、0-100km/h(62mph)加速は5秒を切るそうです。なお、同コンセプトカーの1台はオリンピック・パーク内に常設展示され、もう1台をメディアやVIPの試乗に使用する予定となっています。

(塚田勝弘)

「ニッサン ブレードグライダー」の最新版がオリンピックの開催地ブラジルで公開(http://clicccar.com/2016/08/06/391021/)