『ポケモンGO』未配信なのにガイドブックまで出版された韓国の先走り

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『ポケモンGO』がいまだ未配信でこれから正式リリースされるかどうかも不確かな韓国で、あろうことか同ゲームのガイドブックが発売されている。

7月29日に発売された『ポケモンGOガイドブック』(文学世界社)がそうだ。同書はゲームに関する基本情報をはじめ、エラーの解決方法やレベルアップの裏技、ポケモン攻略法などが収録されている。すべての情報は著者自らのノウハウと全世界のトレーナーから集めたものらしい。

このガイドブックを執筆したのは、ゲームライターのパク・ソンファンさん。大学2年生のパクさんは自称“ポケモン・オドック”で、韓国のポータルサイトに「ピカニュース」というコラムを連載している。ポケットモンスターに関するものならジャンルを問わず書いており、週平均20万PVを記録中だ。

『中央日報』のインタビュー記事によると、パク氏は『ポケモンGO』配信のニュースを見てすぐさまオーストラリアに旅立ったという。現地に2週間の滞在期間中、昼夜を問わずゲームをやり続けた。その結果、ピカチュウを含め90種類のポケモンを約1300匹捕まえたらしい。

それはそれですごいポケモン愛だと評価できるが、韓国で正式配信されるどうかもわからないポケモンGOのガイドブックをなぜ、わざわざ韓国で出版したのだろうか。彼は言っている。

「韓国ではポケモンGOを楽しめないので情報が少ないのがもどかしかった。それにいずれ韓国でも『ポケモンGO』がプレイできると確信している。同ゲームは野外活動に役立ち、地域情報の学習効果もある。ゲームに対するネガティブな認識の改善に役立つだろう」

パク・ソンファさんはガイドブックの中でポケモンの攻略法だけではなく、ポケモンGOによって誕生したマーケティング効果や、社会的価値などについても力説している。

まさにあふれるばかりのポケモン愛で、もし今後韓国で『ポケモンGO』が正式リリースされれば、ユーザーたちのバイブルになりそうだが、先走りすぎではないかと心配になってくる。

プレイできないのにガイドブックが出版され、しかも、非公認。にもかかわらず、正規の出版社で発刊され、それが記事にもなるという現実。『ポケモンGO』がしたいのに蚊帳の外にある韓国が、なんだか不憫に思えてくる。

(文=S-KOREA編集部)