森絵梨佳の毒舌と女子エロトークが最高!【夏のおすすめ深夜ドラマ】

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【夏ドラマ評 深夜編】

 毎朝、毎夜オリンピックが楽しい季節。でもあえてここで言いたい、今クールの深夜ドラマは非常にレベルが高い。いろいろ番組はあるけれど、なかでも芸能ライター・スナイパー小林が気に入った2作を紹介したい。ちなみに2作とも漫画原作で、どちらも原作は読んでいない。それでも充分に楽しめる深夜ドラマらしいちょっとダークな展開に、ドラマ好き魂が火をつけられた。

◆闇生活の群像劇がたまらん

闇金ウシジマくん Season3
(TBS/火曜25時28分/主演・山田孝之)

 闇金のウシジマ(山田孝之)たちを取り巻く、借金を抱えたさまざまな闇を持つ刺客たちの群像劇。ざっくりというとストーリーはこんな感じなのだが、とにかく最近のドラマにしては珍しく、限界ギリギリのラインでエロい。

 印象的だったのは、娘に3Pを強要して金を稼ごうとする母親。この母親役が中年なのにやたらスタイルが抜群なのだ。そしてその3Pの相手はモンスターペアレンツに病む小学校教員という、まさに現代社会の闇を浮き彫りにした感じ。エリート女性編集部員が怪しげな占いや男に騙されて最後は刑務所へ……という今回の軸になっているストーリーも目が離せない。騙す男が色白でなんだか胡散臭いのも◎。

 モデル出身の高橋メアリージュンが、やたらドスの効いた闇金役にハマっているのも見ていて爽快。演出でウシジマくんがいつもアイスを食べているのも可愛いんだな。

 セックス、暴行、金と子どもには見せてはいけない要素と笑いが満載のドラマ。金に困って社会から一線を引いた生活を送る人たちを見ていると、正直「ああ、自分はまともで良かった……」と思える。視聴者にとってはそれが癒しになるかも。

◆毒舌全開の女子4人

ラブラブエイリアン
(フジテレビ/水曜25時55分/出演・新木優子、森絵梨佳、太田莉菜、久松郁美)

 ある日、石橋園美(新木優子)が帰宅すると、目の前に現れたのは小さな宇宙人の2人組。何か困ったことがあると不思議な能力を発揮して、宇宙人が園美やその友人たちをサポート。いきなり彼氏を空間移動させたり、洗濯機をしゃべらせたりとやることがいちいち可愛い、深夜の脱力系ちょいエロドラマ。

 毎回ショートストーリー仕立てになっているので、途中から観ても楽しめる。笑ったのは、なんでも思ったことを口にする宇田川由日子(森絵梨佳)の毒舌。「はあ? てめえ」とヤンキーばりの口調で、ズバズバと突っ込むのがもう痛快でしかない。そこにときどき女子らしいエロトークを差し込んでくるものいい。

 女子4人というバランスは、職業や性格などで区切るにはちょうどいい。今年の冬に放送された「いつかティファニーで朝食を/テレビ朝日」も女子4人だった。今回は全員が第一線で活躍するモデルが勢ぞろいで可愛いぶん、いくら毒舌を吐いても許せるのがポイント。そして久松郁美は「闇金ウシジマくん Season3」にも出演中。深夜ドラマ枠の女王を狙っているのだろうか。

 8月13日(土)からは鈴木保奈美主演の「ノンママ白書(フジテレビ/土曜23時40分)」の放送がスタートする。土曜のフジ深夜は猟奇殺人、養子縁組と割と重たいテーマが続いている。今回の50歳、バツイチ、子なしという主役の設定がどのように描かれているのか、放送が楽しみ。

<TEXT/スナイパー小林>
【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k