4日、華字紙・日本新華僑報網は、日本の政治と“萌え”文化との関連について論じる記事を掲載した。写真は小池百合子氏。

写真拡大

2016年8月4日、華字紙・日本新華僑報網は、日本の政治と“萌え”文化との関連について論じる記事を掲載した。以下はその概要。

政治といえば硬いスローガンや厳粛な表情を思い浮かべるかもしれないが、“萌え”文化の発信地である日本では、アニメの“萌えパワー”が政治の中で発揮されている。

選挙の過程で、日本の政治家はオタクの聖地・秋葉原で積極的に演説を行う。先日、都知事に就任した小池百合子氏も同様だ。7月17日に秋葉原で行った演説やツイッターで「秋葉原を中心に東京全体がアニメランドに」「東京都が総力を挙げてコミケを応援します!」などと訴えた。また、昨年10月のハロウィンの際に「魔法使いサリー」のコスプレをしている写真も話題になった。

小池氏のツイートはすぐさま1万回以上シェアされ、日本人だけでなく、“萌え”政治などにまったく触れたことのなかった在日中国人をも驚かせた。アニメ好きの在日中国人・楊(ヨウ)さんは、「くどくどと味気がなく、人々から敬遠される伝統的な政治モデルよりも、日本のこうした萌え政治の方がよいと思う。政治家は二次元の要素で親和力を高め、有権者とコミュニケーションをとる。票を集めるための手段かもしれないが、効果は確かに大きい」と話した。

スキャンダルにも“萌え”がある。日本のメディアでは、舛添要一前東京都知事が政治資金で「クレヨンしんちゃん」などの漫画を購入していたことが盛んに報じられた。これは、“政治家”と“漫画”という2つの概念によるギャップ萌えがあったからだ。日本の大学で日中の政治を学んでいる留学生の王(ワン)さんは、「同じ政治スキャンダルでも、日本では“萌え”が関係する。これは外国にも前例がない」と語った。

実は今回、小池氏が利用した“萌え”戦略は過去にもあった。2015年の参院選に立候補した山田太郎氏も秋葉原で同様の街頭演説を行った。「オタクに近い」選挙が投票結果にどう影響するか、答えはますます明らかになってきている。(翻訳・編集/北田)