夏だからこそ美味しい肉を食べて活発に過ごしたい。今回は希少な黒毛和牛から、豪快なシェラスコ、トレンドの馬肉から極上のイベリコ豚まで肉ラバーを唸らせる店を紹介!

肉を心ゆくまで味わって、夏バテを撃退してみてはいかが?



2015年に加わった新メニュー「ローストビーフ」1,200円。奥は店の一押し「ハラミステーキ」200g 2,560円
ガツンと胃袋を掴まれる。ニンニク香るステーキを食らう!『ステーキてっぺい×六本木Buff』

六本木一丁目/ステーキ


昭和50年代に渋谷でオープンした『ステーキてっぺい』。ニンニクを効かせたカットスタイルのステーキと、中毒性のあるオリジナルドレッシングをたっぷりかけたサラダの二大看板で、知る人ぞ知る店となった。そのDNAを受け継ぐのがこちら。定食スタイルの気軽さで、食べ応えのあるステーキを提供する。

おすすめは、肉々しい食感とほどよい脂が楽しめるハラミ(200g 2,560円〜。ご飯、サラダ、スープ付き)。噛むほどに肉汁とニンニクバターが絡み合い食欲を刺激、箸を伸ばすスピードを加速させる逸品だ。そのままはもちろん、4種類あるタレからニンニクしょうゆを選べば、食べているそばから力が湧いてくる。



ボリューム満点のランチの「ローストビーフ定食」1,300円(スープ・ご飯付き)。ご飯は無料で大盛りにできる

新メニューの「ローストビーフ」もお試しを。これまでデパートの催事限定品だったが、「店でも食べたい!」というファンの要望に応える形でグランドメニューに加わった。

2kgほどあるモモ肉をじっくりロースト。ゴマ油とネギがアクセントになったタレを付けていただくと肉本来の旨みがしっかりと感じられる。「旨い肉を食べたい」とカラダが欲したら、迷わず向かいたい店だ。

新宿店は深夜まで営業中、2016年7月に新橋店がオープン予定。



「ローストビーフのサンドウィッチ」1,300円。「ステーキ屋が作るサンドウィッチを食べてもらいたかった」と店主(テイクアウトのみ・予約販売)



肉を焼く音や香りも余すところなく味わいたい



内観




5,000円〜のディナーコースより「スペイン産イベリコ豚 肩ロースの炭火焼」。イベリコ豚の食べ比べや他のブランド豚、黒毛和牛も用意。月ごとにコースのメニューは異なる。写真は一例
和牛や鴨などを凌驚するほどのフレッシュなイベリコ豚の炭火焼『レストラン M』

牛込柳町/フランス料理


本物のイベリコ豚をご存知だろうか? 日本に輸入されている8〜9割が冷凍ものだが、この店では、生のまま空輸されたイベリコ豚を味わえる。「特に豚肉は冷凍すると味が変わってしまう」とオーナーの三宅正信氏。

塊のまま、炭火で旨味と肉汁を閉じ込めながらじっくり焼き上げると、仔牛のような仔羊のような、官能的な味わいに。この味を知らずして、肉好きは語れない逸品だ。



オーナーシェフの三宅氏との料理談義も楽しい



店内はカウンター席とテーブル席のシンプルな造り


スタイリッシュな空間で焼肉を!



ニンニクの香ばしさやバターのコク、シャリアピンソースの清涼感などが重なり合い、赤身の旨味を引き立てる
普段使いできるカジュアル空間でA5ランクの極上焼肉に舌鼓『焼肉 ホルモン 青一』

青山一丁目/焼肉


「上質の焼肉をカジュアルに楽しめ、使い勝手のよい店」をコンセプトに、2015年8月にオープン。以来、食通が集まる南青山で、着実にリピーターを増やしている。

店内はコンクリートが剥き出しの壁の中にウッディなテーブルが配され、焼肉店とは思えないスタイリッシュな空間。しかし扱う精肉はA5ランクの黒毛和牛のメスのみと本格派。それが一皿1,000〜1,500円前後と良心価格で味わえる。



「石焼きオーケストラ」1,200円(2人前・税別・以下同)。ウデ三角は適度なサシが入った赤身なので後味さっぱりで〆にもおすすめ

肉の目利きからメニュー開発までを担うのが、料理長の荒孝一郎氏。都内の某有名ホルモン店出身で、その後渡米し、ニューヨークナンバー1の呼び声が高い『TAKASHI』などで5年間料理長として腕を振るってきた。

長年の海外生活から美味しいご飯へのこだわりも人一倍強く、もっちりと甘味のある丹波篠山産ミルキークイーンを用いた「土鍋ごはん」1,200円(2合)も評判だ。

今年6月からは荒氏が考案した新メニュー「石焼きオーケストラ」も登場。ガーリックご飯に、旨味が強い赤身のウデ三角をのせ、バターとパルミジャーノ・レッジャーノ、さらにシャリアピンソースをかけて味わうNY仕込みの逆輸入ビビンバもぜひ味わってほしい。



「特上リブロース」2,500円。赤身とサシのバランスがよく、肉自体の旨味を堪能できる



華々しいキャリアを持つ荒氏。精肉は産地を限定せず、その時最良のモノを確かな目利きで吟味している



外観




数種のスパイスでマリネし炭火で焼く「純粋金華豚グリル(180g)」2,500円
ひと口食べれば違いがわかる。炭火焼きで味わう2種の希少銘柄豚『ビストロ バーベキュー ベルヴィル』

中目黒/ビストロ


目黒川を眺めながら本格フレンチを味わえる気さくなビストロ。スペシャリテは“東京で一番美味しい”と自負する豚肉で、年間1,000頭以下しか出荷されない山形「純粋金華豚」と、0〜-2℃の氷温で18日間熟成させた茨城「氷温熟成美明豚」という2種の希少銘柄豚が味わえる。

なめらかな舌触りと凝縮された旨味、上品に口溶ける脂身など、初めて感じる豚肉の旨さに驚くはずだ。



「シャルキュトリー盛り合せ」



広いソファ席で仲間との会話も弾む


数量限定の「アンガス牛Tボーンステーキ」を喰らえ!



数量限定、予約必須の「アンガス牛Tボーンステーキ」530g 6,980円。470g 6,480円も用意。共に税別
人目を気にせず、本能のまま豪快に肉そのものを楽しむチャコールグリル『YAKIYA』

赤坂/炭火焼


赤坂の裏通りに面した小さく目立たない扉の向こう、あえて舞台裏を見せつけるかのようなオープンキッチンが目の前に迫る。「人目を気にせず、豪快に肉を食べる姿を見るのが好き」と語る店主が、音や煙、匂いなど、肉を焼く過程も楽しんでほしいと用意した見事な仕掛けだ。

看板メニューは、数量限定530gの「アンガス牛Tボーンステーキ」。歯応えや旨味、香りなど肉本来の魅力が凝縮された素材と対話するかのように向き合い、土佐備長炭で焼き上げる。

肉の芯温を確かめながら火力を調整し、旨味を内部に凝縮させながら閉じ込めていく。一流ホテルや有名洋食店、カフェなどで経験を積みながら培ってきた感覚のなせる業といえる。



幻の牛とされる「美笑牛」の「イチボ100g」2,400円(税別・以下同)。奥は「旬野菜の焼き野菜」880円

さらに注目すべきは、年間飼養頭数150頭、月の出荷数が2〜3頭の希少品種「美笑牛」、しかもイチボやミスジなどの希少部位を高い確率で味わうことができる点。赤身と脂のバランスが秀逸で、全く重たさを感じさせることなく、食べ進むにつれ魅了されていく。

ランチタイムはさらにカジュアルにチャコールグリルを堪能できる。ボリュームのあるランプを中心に据えたランチステーキ1,250円のコストパフォーマンスは驚異的だ。



「ランチステーキ」は豪州牛ランプとマグに入ったたっぷり野菜とご飯が付いて1,250円。毎週水曜のレディースデーにはプチフルーツのサービスも



テラコッタやウッドを配した温もりある空間は女性客に好評



外観




手前は「藤枝の熟成肉 国産A5ランク和牛のグリル200g〜」3,500円。奥は「箱根野菜のバーニャカウダ」1,600円
築80年の古民家をリノベーション。寛ぎと和みのトラットリア『ワインと熟成肉のお店 トラットリア コルディアーレ 人形町』

人形町/イタリア料理


人形町で人気のイタリアン。築80年の古民家をリノベーションした和みの空間で、こだわり満載の料理とワインが楽しめる。

看板メニューの熟成肉はプロの管理の元、40日間ドライエイジングされた国産A5ランクの和牛。その柔らかさと深い旨味は折り紙付き。野菜は箱根の杉正農園から旬の朝採れが毎日店に届く。ソムリエの資格を持つシェフが厳選した60種のワインと味わいたい。



本日のおすすめより「カナダ産仔牛のTボーンのグリル250g」



2階はゆっくり寛げるダイニングレストラン


柔らかな肉質の「熟成もとぶ牛のステーキ」とは?



「熟成もとぶ牛のステーキ」。適度なサシが入ったランプを使用。柔らかな肉質で噛むほどに旨味が増す
築50年以上の琉球風古民家で希少な「もとぶ牛」を味わい尽くす『ぬちぐすい』

浅草/沖縄料理


観光客で賑わう浅草。仲見世通りから一本脇道に入った路地に、年季の入った古民家がある。店内に足を踏み入れると、シーサーの置物や琉球瓦が配され、一瞬にして浅草から沖縄にタイムトリップできる。

店名の『ぬちぐすい』とは、沖縄の方言で「命の薬」の意味。島人の長寿の源である宮古野菜をはじめ、ご当地食材をふんだんに使った沖縄料理がズラリと揃う。しかしそれだけではない。「ウチは肉系沖縄料理店です」と店長の甲斐大介氏は胸を張る。そう、この店を訪れたならば、必ず食べたいのが肉料理なのだ。



沖縄・ヘリオス酒造のクラフトビール各972円。左は夏季限定の生クラフトビール「ゴーヤ-DRY」972円

幻の黒豚と呼ばれる「アグー豚」も見逃せないが、一押しは「もとぶ牛」。沖縄・本部町のもとぶ牧場でのみ飼育されている希少な黒毛和牛で、農林水産大臣賞をはじめ、数々の受賞経験がある、知る人ぞ知る逸品だ。

融点が低く、口溶けのよさととろける甘味が特徴。それを18日以上かけてじっくりと熟成させ、塊のまま焼いて旨味をぎゅっと閉じ込めた絶品ステーキを楽しむことができる。

お酒は100種以上揃う泡盛もおすすめだが、夏といえばやっぱりビール。沖縄の3種のクラフトビールと季節限定の生クラフトと共に、もとぶ牛のステーキに舌鼓を打ちたい。



店内は沖縄ムード満点。写真は泡盛の樽のディスプレイが圧巻の2階の大個室。最大24名まで対応で宴会にピッタリ



鍋田昌治料理長。「もとぶ牛」の熟成具合を見極め、最良の肉を絶妙な焼き加減で提供してくれる



シーサーの置物




ブラジル人スタッフが目の前で切り分けてくれる
牛・豚など全14種のシュラスコと60〜70種の料理をお腹一杯堪能『シュハスカリア キ ボン』

浅草/ブラジル料理


2016年でオープン10周年を迎えた人気ブラジル料理専門店。

男性3,240円、女性2,700円のブッフェスタイルで、珍しい家庭料理にも出会えるが、目玉は何といってもシュラスコ。専用機でジューシーに焼き上がるできたてを“ストップ”をかけるまで好きなだけ味わえる。シュラスコを含む約40種の料理を量り売り(100g/180円)で楽しめる土・日曜のお得なランチもおすすめ。



一番人気は牛の尻肉「ピッカーニャ」。ジューシーな脂としっとり柔らかな赤身が絶妙



ブラジル音楽が流れる店内は異国情緒満点。シュラスコをはじめBBQ食材は公式サイトで購入もできる


今年3月にオープンした「薩摩牛」を堪能できる焼肉店



見た目も美しい薩摩牛の数々。写真はイメージでオーダーは各単品で。「極上カルビ」など
鹿児島の“蔵元”が育てた希少な黒毛和牛「薩摩牛」を堪能『屋い肉ダイニング 炎焚 池袋店』

池袋/焼肉


2016年3月に池袋西口公園の目の前という好立地にオープンした、『炎焚』。ここは、どこで(生産地)だけでなく、誰が(生産者)までを追い続けている焼肉店だ。

扱っているのは、生産量が少なく、市場にはほとんど出回らない「薩摩牛」。その名の通り、鹿児島で生産されている黒毛和牛で、独自のルートで生産者から特別に仕入れている。

この店では、敬意を込めて生産者のことを“蔵元”と呼んでいる。現在、取引のある蔵元は12軒で、彼らの写真を店のエントランスに掲示。安心・安全へのこだわり、そして蔵元との確固たる信頼関係が見て伺える。



「極上ロース焼きすき」。片面のみを数秒さっと焼き、濃厚な卵をたっぷりとくぐらせて味わう

そんな「薩摩牛」の最大の特徴は香り。さっと焼くと香ばしさの中に、華やかで上品な甘い香りが鼻をスーッと抜けていく。また、キメ細やかなサシが見事なA4・5ランクのみを厳選しているので、そのとろける脂にもうっとりさせられるだろう。

カルビ系やロース系、さらにはサーロインやヒレまで精肉メニューは20種以上と豊富。単品オーダーで好きな部位を狙い打ちするのもよいが、極上カルビや極上ロースなど、最高ランクを贅沢に食べ比べできる「炎焚盛」もお得でおすすめです。



黒毛和牛の「極上タンステーキ」。超厚切りだが、その柔らかさに感動



赤と黒を基調としたシックな店内は完全個室(全11室)で、デートや接待などにも重宝できる。宴会は最大30名まで対応



内観




シェフ厳選の黒毛和牛ロース。味付けはシンプルに塩・胡椒のみで肉自体の旨味を楽しめる
そよ風心地よい屋上テラスで4種の厳選肉と生ビールを堪能『シーバップ テラス』

蒲田/イタリア料理


ビル最上階にある人気イタリアンの夏の名物が、屋上テラスでシェフが焼くバーベキュー。厳選された6種類のお肉を食べ比べできる。

前菜と〆にトマトカレーが付いて4,000円(〜9/30まで。夜のみ。要予約)。生ビールをはじめ、ワインやカクテルなどの飲み放題プランも。



香草を使って炭火焼きに



広々としたテラスは全70席。雨天時も利用できる屋根付きの席も備えている


レアで味わう「馬焼き」に感激!



カルビ、ゲタカルビ、ハラミ、ハツの4種盛り合わせの「馬焼き」。新鮮なのでサッと焼いてレアで味わうのが◎
鮮度抜群の馬刺しをはじめ、多彩な馬肉料理に出会える『炭焼 さくらや』

北千住/馬肉料理


「馬肉の魅力をより多くの人に知ってもらいたい」。そんな想いで、2015年4月にオープンした北千住唯一の馬肉料理専門店。

馬肉料理と聞いて、誰もがまず思い浮かべるのが「馬刺し」。こちらの店では、霜降りで脂ののった熊本産と、赤身の旨味が濃厚な会津産を部位によって使い分けている。最高級のロースとモモのみを用いた「特上馬刺し」1,200円をはじめ、希少部位やホルモンなど常時10種。

どれもチルドのまま仕入れているので鮮度抜群で、熊本産は甘い九州醤油、会津産は辛味噌と本場のスタイルで味わうのがおすすめ。盛り合わせでいろいろな部位を食べ比べてみたい。



「馬肉の手毬寿司」1貫180円。さっぱりとした赤身と味が濃厚なタテガミ(首の上部分)の紅白で見た目も鮮やか

すき焼き風の「桜なべ」や富士山の溶岩プレートで焼く「馬焼肉」をはじめ、多彩なメニューが揃うのも専門店ならでは。「馬肉の手毬寿司」など、研究熱心な店主が考案したオリジナルメニューも多々あり、馬肉の新たな魅力を気付かせてくれる。

博多地鶏を使った炭焼きなど、もちろん馬肉以外の料理も豊富。季節限定を含め、常時20種揃う日本酒や、店主こだわりのうすはりグラスで注ぐ生ビールなど、好みのお酒と共にじっくりと酔いしれたい。



「馬の串焼き」。ゲタカルビ串(左)とハツ串(右)。奥は「馬さがり炭火焼き」



「馬刺し五点盛」2,350円。手前右から時計回りにハツ、ブリスケ、フタエゴなど



内観




スタッフが焼いてくれる「赤身ステーキ」は旨味の詰まったカメノコ
目指すのはA5ランクのさらに上。「とび牛」だけを味わう贅沢『焼肉炭聖 谷中店』

日暮里/焼肉


日暮里駅から谷中銀座へ向かう道中にある焼肉店。2016年5月にリニューアルオープン、その人気はますます高まっている。

A5ランクの中でも最上級の品質の黒毛和牛、いわゆる「とび牛」のみを提供すべく、店主自ら芝浦の東京食肉卸売市場で直接買い付ける。部位に合わせて最適にカットされた和牛を備長炭でさっと炙れば、本当においしい焼肉がどんな味か、五感で知ることができるだろう。

化学調味料を一切使わず、体に優しい料理に徹していることからも、「食」に対する店の本気度が伝わってくる。



ワインなどアルコールも豊富。美食と美酒の相乗効果が楽しめる

「せっかく極上の焼肉を味わっても、そのお供のお酒がチープな味わいではもったいない」と、赤ワインを筆頭にアルコールも充実。ワインやシャンパンはよく知られた知名度の高いものよりも、注目され始めたばかりの銘柄を備えるのが炭聖流。

また、ワイングラスで味わう日本酒は一律550円で様々な味を気軽に楽しめるほか、専用タワーで作られるハイボールなど、アルコールへの思い入れの強さもかなりのものだ。

赤い壁が印象的なスタイリッシュな店内はカウンター6席、テーブル20席。平日でも予約必須。遠方からも足を運ぶ価値のある店だ。



カウンター席から見渡せるショーケースには、20日間熟成タン、サーロイン、リブロース、シンタマなど、店主が吟味した最高級の品が並べられている



店内奥にあるカウンター、目の前の冷蔵庫にも気分が盛り上がる。壁のハンガーには牛柄の衣類カバーも用意



内観