あなたもそうかも? 「PMS」を知っていますか

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執筆者:松本 たお(正看護師、新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)


「PMS」という言葉をご存じですか?
聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。でも女性なら誰もが「生理前は妙にイライラする」なんて経験、1度はあるのではないでしょうか。

PMSって、なに?

PMSは「月経前症候群」というものです。
生理の3〜10日程前には、人によって様々な症状が出ます。症状の種類はなんと200種類以上!PMSという自覚がないまま悩まされている女性も少なくなさそうです。まずはPMSについて知ることから始めてみましょう。

どうしてなるの?PMSの原因

PMSの原因は未だはっきりわかっていませんが、ホルモンの変化による影響が大きいのではと考えられています。

生理が始まる14日前に起こっている「排卵」。その前後で女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」の分泌は大きく変化します。
このホルモンバランスの変化によって、イライラ・憂鬱・集中力の低下などの精神的症状や、乳房の張り・下腹部痛・肌荒れ・むくみ・眠気などの身体症状が現れるようです。

つらいPMS… 普段の生活で気を付けられること

PMSの症状が重くなりがちな方もいらっしゃるでしょう。

その原因には、ストレスや食生活が関係しています。気をつけられることは、なるべくストレスをためないこと。そしてお酒や煙草やカフェインの摂りすぎに注意し、バランスの良い食事を心がけること。近頃では体の冷えもPMSに影響していると言われています。

服装に気をつける、しっかり湯船に浸かるなどして、体を冷やさない工夫もしていきましょう。

性格的なものも関係しているようで、真面目で几帳面な、完璧主義の性格の女性はPMSの症状が重い傾向が。
あまり小さなことを気にし過ぎず、おおらかに考えられると良いかもしれません。風邪や疲労で免疫力が低下しているときも、普段よりも辛い生理前になってしまうかも。日ごろの生活習慣を見直し、体力をつけていくと良いでしょう。

ゆとりの時間が骨盤も緩める!

女性は排卵から生理に向けて、受精しなかった卵子を体外に排出する準備をします。
そんな時、締め付けるような下着やファッションで過ごしていると、骨盤が思うように緩まずイライラが増強!生理前はゆとりのある下着で下腹部を温めてあげると良いでしょう。

また生活スタイルも同じです。なるべく心と体を緩めてあげられるよう、自分がリラックス出来ることを積極的に取り入れ、のんびりとした気持ちで過ごせると良いですね。

普段、仕事が忙しいとか、家族の世話で自分のことなんてさっぱり!という女性の皆さんも、生理前は自分のためにリラックス出来る時間を作ってあげる、ご褒美の時にしてみてはいかがでしょうか。


<執筆者プロフィール>
松本 たお(まつもと・たお)
正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者   
精神科・産婦人科・助産院での臨床経験を持つ正看護師。現在は育児に奮闘中の2児の母。