250kmの砂漠のマラソンに迷い犬が飛び入り!並走した参加者が新たな飼い主に

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中国、ゴビ砂漠で6日間、155マイル(約250km)にわたって行われた過酷なマラソンに“出場”した小さなワンコが話題になっています。

近くに住んでいた野良犬が参戦

6月に行われたこの「ゴビ・マーチ2016」には101人が出場していましたが、そのうちどこからともなく犬がついてきて一緒に走り始めたそうです。

最初に発見したブレンダン・ファンクさんは「少ししたらいなくなるだろうと思っていた」と言います。

しかしこの犬はファンクさんの15メートルほど前を走り続け、時々振り返っては待ったりしていたそう。

大会の人気者に

そうこうしているうちにこの犬は参加者の間で人気者になり、貴重な食料を分け与えてもらったりするようになりました。

主催者によると、この犬のおかげで参加者の間に一体感や思いやりが生まれたそうです。

参加者のひとりと「強い絆」

2日目のスタート時から、参加者のディオン・レオナルドさんにぴたりとついて並走するようになったこのワンコ。

「僕らのペースにはついてこられないと思ったけれど、あの小さな体でついてきてこの日のレースを完走してね」とレオナルドさん。

睡眠をとるためキャンプに入ると、この犬もついてきてテントに入り、レオナルドさんの隣で寝るようになったそうです。

そのころから「強い絆ができた」とレオナルドさんは言います。

そしてこの犬を「ゴビ」と名付けました。

「絶対に置いては行けない」

ゴビは3日目もレオナルドさんとともに26マイル(約42km)を完走。

この日のコースには大きな川があり、レオナルドさんはスピードを緩めてゴビを抱いて渡ったそうです。この日トップで走っていたレオナルドさんですが、ゴビを抱えて川を渡った時点で3位となってしまいました。

「本当はあの子を運んでいる時間はなかったんだけど、絶対に置いては行けないと思って」とレオナルドさん。

4日目と5日目は悪天候のため、ゴビは主催者の車でその日の最終地点まで連れて行ってもらいましたが、最終6日目にはレースに戻り、レオナルドさんの横でフィニッシュ。

レオナルドさんは初出場ながら2位という成績でした。

スコットランドに迎えるため寄付を募集

これまでもレースに犬がついてきたことはあったそうですが、ゴビほどのスピードで長距離を走った犬はいなかったようです。

レオナルドさんはゴビを飼うことにし、自宅のあるスコットランドに連れて帰る予定ですが、時間も費用もかかるため、クラウドファンディングで寄付を募っています。

ゴビは現在、レースの地元スタッフの家で、レオナルドさんの家に迎え入れられる日を心待ちにしているそうです。