Vエア提供

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(台北 5日 中央社)経営難が取り沙汰されている台湾の格安航空会社(LCC)各社。旅行専門家はこの背景について、日本路線はパイの奪い合いが起きていることを指摘。航空各社は低価格競争を強いられ、十分な利益が獲得できないためだと分析している。

トランスアジア(復興)航空系LCCのVエア(威航)は業績低迷により、全面的な運航休止の可能性が伝えられている。また、チャイナエアライン(中華航空)系のタイガーエア台湾(台湾虎航)も苦境に立たされているとされる。両社とも初就航から2年も経っていない。

両社ともに赤字は10億台湾元(約32億円)以上に上っており、それぞれの親会社はLCCの今後の方針について検討を進めているという。Vエアのほうが経営状態は切迫しており、廃業やトランスアジア航空への吸収合併の案も持ち上がっていると交通部民用航空局は明かす。

旅行観察家の蔡宗保さんは、Vエアが会社をたたんだとしても、旅行業界への影響は限られていると話す。LCC利用者の多くは個人旅行者であり、同一路線を運航している他社航空会社の利用も可能なためだという。

(陳葦庭/編集:名切千絵)